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なぜ『痛散湯』CMの生島ヒロシバージョンだけは、許せる気がするのか? [ラジオ]

オレは、けっこうラジオが好きだ。
その中でも、特にTBSラジオをよく聴いている。
もちろん、とーほぐ在住なのでラジコプレミアムに入って、だけれど。
他の局も聴くけれど、特定の番組目当てである場合がほとんどで、「この局を流し聴き」にしている、といえば、TBSラジオしかない。
爆笑問題の太田光さんは、あっちこっち聴きまくっているそうで、そんな中から地方のローカルアナが爆笑問題の番組に呼ばれたり、なんてこともあったりするのだが、けっこうオレは、かたくなだ。
比較的以前から取り組まれていた、(比較的)若年層リスナーの取り込み、という施策が、ここに来て実を結びつつあり、面白く聴ける番組が増えてきている。
ただ、ハッキリ言わせていただくと、TBSラジオが自社でやっている「以外の」ラジオショッピング、そして一部のラジオCM、コレがなんともホトホト、苦手なんである。
ちょっと前まではノイローゼになるかと思うほどに過払い金、過払い金とうるさかったが、それも少し落ち着き、最近は別の角度から攻めて来ている法律事務所が多い。
離婚問題について明るく歌い上げる法律事務所もあれば、かつて寺尾聰さんの「ルビーの指環」と同じアルバムからシングルカットされてやはりヒットした「出航(SASURAI)」という曲を流しながら、なんかいい雰囲気でアピールして来る法律事務所も。
この前テレビをつけていたら、その曲を使ったそこのCMに、なんと寺尾聰さんご本人が登場していて、なんというか「あー、うわー、あちゃー」などと、意味不明な声が脳内でこだましたものだった。
とにかく、そういうのをはじめ、自動車保険、クルマその他の買い取り系、そしてもちろん健康食品やクスリなど、オレの苦手とするラジオCMは枚挙にいとまがない。
しかしここでただひとつ、オレが許せるラジオCMがある。
そう、あの生島ヒロシさん(以下、敬意を表しつつ「ヒロシ」と記す)が担当されている『痛散湯』。
痛みが散るお湯、と書いて、ツーサントー。
コレのCMだけは、どういうわけか許せてしまうのだ。
なぜか。
それは、他のほとんどすべてのラジオCMに「原稿読んでる感、あわよくば取り込んでやろう感」がにじみ出てしまっている中、ヒロシの『痛散湯』に関しては、これがまったくの自然体。
まるでフリートークでもかましているかのような雰囲気で、しかもCMとしての役割もしっかり果たしている、というところが、他にはなかなかない味なのだ。
さすがにこの味は、ヒロシだけのもので、同じ『痛散湯』のCM、また同じ製薬会社のラジオCMでも、他の人にはかもし出せないものだ。
問題点としては、ヒロシの滑舌が部分的に怪しいことぐらいで、たとえヒロシが「しこーやく」と発音していても、聞いているこちらは「あ、今のは“試供薬”だな」と、容易に脳内変換できてしまう、このあたりもヒロシ以外の他の人ではなかなかできない芸当といえようか。
もうかなりの長寿番組となっている『生島ヒロシのおはよう定食・おはよう一直線!』(『定食』はTBSラジオのみ)の中でも感じることのできる、かなりタイトなタイムスケジュールの中で展開される“ヒロシのフリーダムな世界”は、この『痛散湯』のCMの中でも健在なのだ。
他のラジオショッピングやCMに、時には瞬間的に耳栓を欲し、時には仕方なく耳をふさぎ、また時にはスイッチを消し……などしているこのオレだが。
ヒロシの『痛散湯』のCM。
コレだけはぶっちゃけ、大好きである。

え?
で、お前は『痛散湯』の「しこーやく」を試したのか、って?
いや、それはその……まぁ、いいじゃないですか!


P.S.

ここでひとつ、《ヒロシ・トリビア》を。
ラジオ番組(主に、というかほぼTBS)にゲストとしてヒロシを呼んだ際、そのゲストコーナーの終わり際のよくある挨拶として
「また、遊びに来てくださいね~!」
と言ってしまうと、後日ホントに“遊びに”来る。
それも、生本番中に。
そういうところも、ヒロシならでは、という感じがする。(文中一部敬称略)
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