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いま、実は「戦時下」なのかもしれない。 [日常]

まったくもう、なんていう状況なんでしょうか。
『はなまるマーケット』岡江久美子さんが、コロナで亡くなるとは。
じわじわ来る感じが、現実感のなさと相まって、余計に恐怖を感じさせます。
志村けんさんが亡くなり、(少し前まで近場のシネコンでかかっていたパチンコ屋さんのCMで、個人的にはおなじみだった)石田純一さんも、あまり容態が思わしくないという話ですね。
TBSラジオ『たまむすび』赤江珠緒さんも、テレビ朝日『報道ステーション』のディレクターを務めていたご主人から感染し、2才になるお子さんは自分でご自宅でみているそうで、お子さんへの感染がどうなのか心配です
(番組の方は、通常、金曜のみ担当のTBS・外山恵理アナが、今のところ月曜日から通しでピンチヒッターを務めていらっしゃいます)。
ただ、たとえばアメリカでは、ほぼ毎日のように、名のある人が新型コロナに倒れ、亡くなっているので、日本にもその流れが来てしまっている、ということなのでしょう。
まったく、こんな流行は御免こうむりたいものです。
岡江さんのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。


さて。
つい先日、家人と話していて思ったのですが、たった今、この状況というものは、さまざまな事柄がかつてのそれと異なっているとはいえ、まぎれもなく“戦争”であり“戦時下”であり、だから、あのなすびさんも言っている通り、まずはどっかで「我慢すること」が必要だし、敵は見えないにしても、とにかく今は“戦う”意識をもつことも必要なのではないか、という、おそらくこれまでのオレから出てくることはなかったであろうコトバの数々。これはいったい、何なのでしょうか(わはははは)。
でも、そんなこと、なんとなくではありますが、思っています。
だからたとえば、すぐ近くの図書館に届いていて、物理的には受け取れるはずだけど、それがいつになるのか、閉館中でまったく読めないCDのことはあきらめて、宅配レンタルにシフトすることにしました。
図書館の再開=緊急事態宣言の、ひとまずの終了、なのだとすれば。
そういう意味で、(図書館にある)CDのことはあきらめますが、図書館の再開は、待ちたいと思います。
いま、コンビニで買い物もできますし、通販も(発送は遅いことが多いですし、流通・配送業の方々、大変だと思いますが)、まだ利用できます。
“戦時下”であり、気をつけなければならないことは数多くありますが、かつての“戦時下”と違うのは、ある程度、私たちの自由にふるまえる、ということです。
ただし、その「自由」には、大きな「責任」が、ともないます。
禁じられていないことの中にも、今はやめといた方がいいこと、いっぱいあります。
そういった中で、ほんのささやかであっても、喜びや楽しみを、自分なりに見つけることができれば……、そう、考えます。


そういえば例の布マスク、まだ届きませんね……。
っていうか、そもそもどこ製なんでしょうか。
たとえば、台湾から届いたマスクだったら、喜んで使わせていただくのですが。
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八代亜紀さんのレア・トラックス(CD編その2)。 [音楽]

CD派にとっての「八代亜紀さんレア・トラック」というと、少し前に川内康範先生の作品である「お父さん」「お母さん」の2曲をご紹介させていただきましたが、
もちろん、まだまだ、あります。
まず、通販扱いのBOXものにこっそり、1曲だけ隠れていたもの。
亜紀さんの通販BOXというと、コロムビア時代の音源にテイチク時代のヒット曲を加えたと思しきユーキャンの10枚セット、ちょっとしたダーク・ゾーンのため、このブログでもまだ触れていないセンチュリー時代の音源をまとめたもの(いずれも今回は詳しくは触れません)のほか、2000年代に入ってから、すべてテイチク時代の音源で構成されたBOXセットが、7枚組、5枚組で発売されています。
タイトルは『八代亜紀ベスト・コレクション 1971~1981』と同じで、ただ先に出た7枚組の方は
『栄光の』がタイトルの頭についています。
その、7枚組の方「だけ」に入っていて、これ以外のCDではほぼ遭遇できない1曲。
それが、黛ジュンさんのヒット曲のカバー、

「夕月」

です。


ジュンさんの実兄であった三木たかしさんの、作曲家としての初期のヒットのひとつである「夕月」は、ジュンさんのオリジナルとしてはかなり異色の演歌っぽい曲調で、やはりオレのお気に入りアーティストである由紀さおりさんが、ピンク・マルティーニと組んだ大ヒットアルバム『1969』の中でも取り上げられていました(海外盤では1曲めに収録)。


個人的にはなんとなく、天童よしみさんあたりの歌声にもジャスト・フィットするような気がするこの「夕月」、亜紀さんは、ポップス系の楽曲に取り組む時は大体いつもですが、こぶしをほぼ封印し、ストレートな感じで……そう、聴きようによっては、まるでアイドル歌手のような感じで、でも心をこめて歌っていることが伝わってきます。
この「夕月」が収められている、7枚組のCD-BOX、定価そのものは1万円以上しましたが、現在ではオークションなどを通して、かなりお安く手に入れることが可能となっています。
テイチク時代のアーティスト写真をコラージュした、外箱が目印です。


Amazonの場合、このリンク先に5枚組の方のBOXを出品している業者もいるようですが、今回ご紹介した「夕月」は、7枚組の方にしか収められていません。
くれぐれも、ご注意ください。


さて、もうひとつは、グッと軽い感じの、というか、小ネタ的なやつですが、偶然見つけたものです。
こちらはリンク先にレビューも書かせていただきましたので、ごく簡単に、参ります。
いわゆる、複数のヒット曲とそのカラオケを1枚のシングルとしてまとめた、「ベストカップリングシリーズ」的な、よくあるやつの中に、亜紀さんの代表曲「舟唄」、出世作「なみだ恋」、そして「愛の終着駅」の3曲でまとめたものがあるのですが(試聴できます)。


この中の「なみだ恋」が、なんか、おかしいのです。
亜紀さんの歌いっぷりは、オリジナルのものとさほど変わりないのですが、
バックの音が、なんか、安い。
イントロのテナーサックスとか、音質がおかしいし、昔よくあった「一般のユーザー向けに作られた、カラオケ・レコード」の演奏の音みたいな感じ。
そんなオケをバックに、なぜかご本人がフツーに歌っているのです。
同時収録のカラオケも、もちろんその、なんかちょっと安っぽいやつなんですね。
これは明らかに「別テイク」というやつであって、「あのヒット曲が聴きたい!」という方にとっては「いささか痛いミス」ですが、一方でマニアにとっては、こういうのがたまんない、という一面もあったりするわけで、ある意味“珍盤”ということもできるのではないでしょうか。
こちらはテイチク時代のものと思われる、公開テレビ番組での「なみだ恋」。


この、3曲まとめたシングルは、もう1種類出ていて、亜紀さんがレコード大賞を受賞した、おなじみ「雨の慕情」、そして和モノとして強くレコメンドしたい「おんな港町」&「もう一度逢いたい」という、強力な3曲を揃えたものも出ています。


ちなみに、どちらのジャケット写真も、それぞれ「舟唄」「雨の慕情」のオリジナル・シングルに使用されたのと同じと思われるもので、このあたりもマニア心をくすぐる造りになっていますね。
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10蔓延、もとい10万円と、緊急事態宣言の期間延長? と(ちょっとだけ加筆あり)。 [日常]

どうですか。
ぼちぼち、例の給付金、10蔓延(マジで、この「蔓延」が変換トップに来るの、なんとかして欲しい……)、もとい10万円がどんな感じになるのか、少しずつわかって来ましたけど。
まぁ、もとはといえば

《税金10万円分・キャッシュバックキャンペーン!》

みたいな感じなわけですけど(石破茂さんによれば、ぶっちゃけ財源は毎度おなじみの赤字国債だそうですが)、ありがたいことはありがたい。
皆さんもぜひ、有意義に活用したり、運用したり(?)していただきたいものです。
生活保護を受給中の方も、「もし受け取ってしまったら、その分保護費が引かれるんじゃないか。最悪、保護が打ち切られるんじゃないか」、みたいなの、あったかもしれませんが、今回の10万円、いわゆる「収入」とはみなさない方針、ということです。
どうかパチンコとかへ直行するのではなく、生活をよりよい方向へ立て直してゆくその一助として、お使いいただければ、と思っております。
一方で気がかりなのは、「世帯主が申請する」ということで、万が一、その「世帯主」にあたる方がドメスティックなバイオレンスをアレされている場合、いわばその支配下にあり、離れることができずにいるご家族の方々のもとに、その10万円は無事届くのだろうか……、ということ。
このあたりは、今後の展開、報道に注目して行かないといけませんね。
くわしくは、総務省による特別定額給付金ポータルサイトを起点に、あちこち見てみてください。
https://kyufukin.soumu.go.jp/ja-JP/index.html


いずれにしても「まぁ、大変だろうけど、コレあげるから、ここはひとつがんばってこらえてチョーダイ!」といった意図なのでしょうから、ここはせいぜい、手をあげさせていただくつもりではあります。
だって、そうでもなきゃ、やってらんないもんね。ホント。


そんな中、いま私たちの生活をコントロールしていると言っていい、かの

「緊急事態宣言」

延長しようかどうしようか、という案件について、これから決める、みたいな報道がありましたけど、それによると、その「決める」時期というのが、いわゆる本来ゴールデンウィーク……であったはずの時期に動いて、連休中にはその骨子を……みたいなお話なんですが。
コレ、オレでもわかることなんだけど、

「『連休に入ったら』じゃなくて、今やって、連休直前にでも発表したらどうなの?(それでも遅いけど)」

ってこと。
あのホレ、政治家のみなさんがよくお使いになる、

「可及的すみやかに」

ってコトバを、そのコトバの通りに実行すべき時、アーハー、それは今~((c)甲斐バンド「HERO」)、
なんじゃないでしょうか。
じゃないと困る人が、この日本にはいっぱいいるのです。
布マスクもいいけど(まだ届かないぜ!)、その前にそのあたりに気付いていただきたい。
図書館の休館が多少延びて、予約したCDを受け取れない日々が続いても、それはそれでいいんです。
(そういうCDって、なんか悪い気がして、買えないんですよね……。でも「代わり」のCD、いっぱい買っちゃったからなぁ……。オレってホント、バカ……


あー、
時事ネタは、なんか疲れるゼ!
次回はもっと気楽な話題で、
あなたと!
お会いしましょう。


☆TV時代劇のテーマ関係では、おそらくこの2枚組が最強かもしれませんね。
『必殺仕掛人』の「荒野の果てに」は、入ってないけど。


☆グッとお安いけど、内容充実。
「銭形平次」は、ソフトバンクのお父さん(の声の人)が熱唱しているバージョンですが。

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藤原啓治さんと、緊急事態宣言の拡大と(加筆あり)。 [日常]

初代・野原ひろしさん、いや、藤原啓治さん。
あなたの人生は、決してつまらなくなんかなかった。
むしろ、いっぱい、いっぱい、楽しませていただきました。
藤原さん、オレと同学年だったんですね。
どうか、今はゆっくりと、お休みになってください。





『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』(原恵一監督)、
プライムビデオへのリンクです。






木曜日の夕方、声優・藤原啓治さんの訃報と、ほぼ同時に飛び込んできたのが、

「緊急事態宣言、全国へ拡大」

という速報でした。
宮城県・仙台は、新幹線で東京とつながっているわけで、それを考えると

「来るべきものが来たか」

という印象では、あります。
しかしながら、個人的には内心かなり、あわてました。
映画館、図書館、そしてレンタル屋さんなどは、いったいどうなるのか。
東京などの現状を考えると、閉館であったり、休業であったり、そういった覚悟も必要なのかな、と。
まぁ、本音を言うと、ゴールデンウィークまで、とか言っても、それまでに新型コロナウィルスが収束するわけがないとは思うのですが、これはあくまでひとつの目安というか、一般大衆のガマンの限界を考慮してのことだろうとは思うんです。
(余談ですが「新型コロナ」、なんて書くと、やっぱり昭和のお子ちゃまであったオレなんかは、なんかカッコいいクルマのことのように思ってしまいます……)
実際のところは、今これを書いている4月17日金曜日、その夕方、安倍首相が会見を行ない、今回の宣言の概要、守ってほしいこと、などについて語り、そこを叩き台として、各自治体は細かい部分の対応をどうするのか、決めて行き、本格的にコトが動き出すのは、やはり週明けぐらいなのではないか、とみているところです。
楽観的に予想して行くなら(仙台市内の場合です)
大手シネコン以外の映画館は、引き続き平日のみ営業。
書架への立ち入りを禁止とし、webやカウンターで予約した資料の受け取りや返却など、できることにも制限を設け、開館時間も短縮(開館は09:30でそのまま。閉館は17:00)としている図書館は、こちらも引き続きその状態を保ちながら開館を続ける。
そして、TSUTAYAなどのレンタル屋さんも、営業時間の短縮などはあるかとは思いますが、こちらも営業は継続。
これが「ぼくのかんがえた、きんきゅうじたいせんげんかにおける、せんだいしのかくしせつのたいおう」なんですけど、甘い? ルノアールのココアみたい?(『すすめ!!パイレーツ』のギャグです)
甘いか、やっぱり。
(同日23:00追記=やっぱり、甘かったようです。
2時間ほど前のニュースリリースによると、あす4月18日土曜日から5月10日日曜日まで(11日月曜日は通常の休館日)、
仙台市のすべての図書館は、休館するそうです。
実はひとつだけ、予約していたCDがあって、明日には借りられる、と思っていたのですが。
うまい言葉が、見つかりません。)


いずれにしても、今はこらえるしかない時、なんでしょうね。
日々の暮らしの中に、なんとか楽しみや喜びをみつけながら。
(ここでまたまた余談ですが、毎年新年号にはゴーカな家計簿が付録についてきた、いわゆる《婦人雑誌》のうちのひとつのコピーが、

「女の歓び 妻のしあわせ」

という、なんか子供心にもモヤモヤしたものを感じさせる、レトロエッチなものだったことを、いま急に思い出してしまいました……)

お互い、自分なりに、もうちょっとがんばってみましょうか。


P.S.
ちなみに、例の「布マスク2枚」は、まだ届いていません……。



『オトナ帝国』挿入歌、ベッツィ&クリス「白い色は恋人の色」
完奏していませんが、当時のテレビ出演時のものです。


☆フルコーラス版(音声のみ)は、こちら。
まぁ、これでも聴いて、泣いてちょーだい。


☆ベスト盤ですね。「花のように」もいい曲。


☆同じ内容の、高音質版。

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八代亜紀さんのレア・トラックス(配信&サブスクリプション編)。 [音楽]

いよいよ仙台市の図書館も、ほぼ厳戒態勢というか、開館時間が短縮になり、書架への立ち入りはできなくなりました。webかカウンターであらかじめ予約をしたモノだけを借りることができ、その受け取り、そして返却を中心とした業務のみという、もはや図書館なのかなんなのかわからない、かろうじて図書館である……みたいな感じになってきております。
それでもこれがもし、一時的にでも「閉館」となったら、生活からうるおいが、どれほど消えてしまうことでしょう。
予想もつきません。

八代亜紀さんのCDは、仙台市の図書館では、オレの推奨するテイチク時代のベスト盤などは非常に少なく、コロムビア時代のものが中心になっています(現在の亜紀さんは、『夜のアルバム』などの縁があったのか、ユニバーサルに在籍されているようです。新曲『明日に生きる愛の歌/ワタシウタ』もユニバーサルから発売)。
オレは、コロムビア時代の亜紀さんというと「竜二」なんか好きなんですけど、テイチク時代のヒット曲の再録音は、ちょっとしんどくて聴いていられないんですね。どうしても比較してしまうし、亜紀さんの再録音ものって、基本的にあまりコンディションのよくない時にレコーディングされていることが多いので、ちょっと音がヨレたり、十分出ていなかったりで、いささかつらいものがあるんです(辛口だな~、オイッ!)
というわけで、どうしてもテイチク時代にこだわってしまいがちなのですが、前にも書きましたけど、このテイチク時代、とにかくレコーディングの量が膨大。
「もう大体いいだろう」と思っていても、どこかの安価なコンピレーションに、未知のカバー曲が入っていたりすることはザラでして、もう、キリがないのです。
そうでなくとも、まだまだCDとしては手つかずのカバー曲、オリジナル曲、シングルB面曲などあるため、本当に本格的にコレクトすることは、ホンモノの「お大尽」の方におまかせすることにしたいと思っています。
まぁ、そんな中でも、2014年、配信限定

『八代亜紀 テイチクイヤー・セレクション』

というシリーズが、全部で5タイトル出ておりまして、中にはヒット曲や、その後CD化された楽曲も含まれてはいるのですが、そんな中に珍しいカバーも、多く含まれております。
レコチョクなどでも買えるのですが、Amazonでも販売されており、他のところに比べると、1曲単位での価格が、少しだけお安くなっていたりします。
個人的なおすすめは、まず、こちらのVol.2。


「恋あざみ」「うしろ姿」「石狩挽歌」「なごり雪」といった名カバーのほか、ちょっと仕上がりが雑ですが貴重な「酒場にて」、そして「夢一夜」、悪いわけがない懐メロカバー「船頭小唄」といったあたりの、今のところCDでの入手がやや難しい楽曲が含まれています。

そして、こちらのVol.5。


このカバー曲集の中では「意気地なし」「昔の名前で出ています」といったあたりが貴重で、亜紀さんの歌う「男歌」の醍醐味を、存分に堪能することができると思います。
特にムード歌謡の場合、

女心男性歌手が歌い、それを女性である亜紀さんがカバーする」

という、ちょっと複雑な構造になることも多いのですが、かつて亜紀さんが自らの歌手生命を賭けて出場したTV番組『全日本歌謡選手権』の場においては、主にその「女心を男性歌手が歌」った楽曲で勝負し、勝ち抜いて行った、ということがありましたので、こういったカバーは、亜紀さんにとっては、まさに自家薬籠中のもの。
特に「意気地なし」のサビ前、「私からあなたを取るのなら」のあたりの、やや低音で攻めてくるあたり、なかなかスリリングでゾクゾクしてしまいます(立派な変態です。変態という名の紳士?)。
これら5枚(?)の配信アルバム、聴き放題のラインナップにも入っているようですし、それぞれ試聴もできますので、気になった楽曲があれば、ちょっと探ってみてはいかがでしょうか。


☆テイチク時代の主なヒット曲と、カバー曲集(セレクトもなかなか)の2枚組。


☆好評発売中の最新シングル。トラック3の、ピアノとの一発勝負で録られた「舟唄」が素晴らしいのです。

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大林宣彦監督に感謝。『時をかける少女』は永遠です。 [映画]

大林宣彦監督が、亡くなった。
最新作『海辺の映画館ーキネマの玉手箱』の公開を控えて、昨今の諸事情もあって当初の公開予定日が延期となり、その劇場公開を待たずに、旅立ってしまわれた。
大林監督といえば、まずは「CM界の巨匠」ということで、チャールズ・ブロンソンソフィア・ローレンといった海外の大物スターとの仕事をこなし、「古びた洋館「で」ではないところに注意!)、訪れた少女たちが食べられて行く」というカルトなファンタジック・ホラー『HOUSE ハウス』で映画監督としてデビューされたのだが、実は今でいうメディア・ミックスの一種として、同じ原案をもとに映画の公開前、『オールナイトニッポン』で特番としてオンエアされたラジオドラマ、これが本当にコワかったのだ。
木之内みどりさん、岡田奈々さんら、70年代の人気アイドルたちをメインキャストに、ある意味正統派ホラーとして作られたこのラジオドラマ、CMになってもトイレに行けなくなるほどのコワさで、映画への期待は高まるばかりだったのだが、実際、映画館に行ったオレの眼前に展開された『HOUSE ハウス』の世界は、どこかふざけているような、面白がっているような、「不思議」としか言いようのないものだった。
そんな、ある種いびつな出会い方をしたオレと大林監督作品ではあったが、その後は『転校生』『青春デンデケデケデケ』など、ほぼ、良作・名作が続いた(『漂流教室』など、一部例外もあるにはある)。
特に、ごく個人的に、ということで行くと、やはり原田知世さん主演の

『時をかける少女』、

そして、富田靖子さん主演の

『さびしんぼう』。

このあたりは、やはり忘れがたい。
『時をかける少女』の頃の原田知世さんは、オレの脳内における「“カワイイ”のテンプレ」みたいなもんだし(過去形ではない!)、『さびしんぼう』のクライマックスには、もう本当に、涙で海ができるんじゃないかと思うくらい、泣かされた。


身に病を抱えながらも、最期まで映画への情熱を燃やし続けた、大林監督。
少し休まれたら、またそちらで新作を、撮ってください。


☆『時をかける少女』エンディング


☆『時をかける少女』は、ブルーレイ出てるけど品薄状態。
こちらはプライムビデオへのリンクです。


☆『さびしんぼう』は、ブルーレイ出てないんだな。
こちらもプライムビデオへのリンク。


☆おまけで『HOUSE ハウス』の、プライムビデオへのリンクも。

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演歌の“あやや”=島津亜矢さん、も、いいじゃないか! [音楽]

4月になって、いろいろなことが変わりました。
TBSラジオでいうと、マムちゃん(毒蝮三太夫さん)『ミュージックプレゼント』が、これまでの毎週金曜日午後から、毎月最終土曜日の朝10時台、ナイツ『土曜ワイド ラジオTOKYO』の中へお引っ越しとか(つまり「月イチ」放送になるわけです。ご注意ください!)、毎週金曜の朝ワイドでコーナーを持っていたアナログタロウさんが隔週出演になったとか(きょう4月10日は出ていましたので、次は24日、ということ)。
というか、いまは日々いろんな物事が変化しつつあるわけですが、「緊急事態宣言」が出たある街では、なんと図書館が閉館! なんていう、淋しい話もラジオで耳にしました。
図書館が閉館してしまう、というのは、なかなかけっこうなダメージですよ。
これを聞いたオレも「後悔のないように……」と、かつて“演歌のあやや”と呼ばれ、でもいまや“あやや”といえばこの人のことかもしれない、
島津亜矢さんのCDを、近くの図書館から借りてきました。
検索かけると、カバーアルバム『Singer』シリーズを中心に「貸出中」のアルバムがいっぱいあって、そこからして圧倒されましたが……。
これまで、各種コンピレーションアルバムで2、3曲とか、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』第5巻(オリジナルビデオとして)の主題歌への“AYA”名義での参加などを通して少しずつ聴いてきて、


まぁ、そのつど圧倒されてきたわけなんですけど(特に「無法松の一生」とか)、


この際ちゃんと、その「うた」と向き合ってみたい、と思ったんですね。
「だったら買えよ」という声も聞こえてきそうですが、オレの場合、まだ“純演歌”にはちょっと抵抗があるというか(八代亜紀さんは「別格」です!)、まぁ、様子見ですね。
図書館のカウンターの妙齢のお嬢さん((c)みのもんた)も「私もこの人の歌、好きなんですよ~♪」とおっしゃっていたように、近年は紅白に連続出場し、その歌唱力をあまねく世界に知らしめている“あやや”ではありますが、2005年、デビュー20周年を記念して出たCD2枚組をこれから聴いて、さらにハマるのか、それとも「はい、わかりました」となるのか。
それは神のみぞ知る、といったところですが、現時点、ちょっとかじってみた感じの印象では、

“あやや”こと島津亜矢さん、かなりのもんだと思います(生意気)。

そういえば、近年テイチク音源を使用して出た『祝い唄全曲集』的なアルバムに、“あやや”が歌う「糸」が入っていたりして、ちょっと面白かったです(それはそれだけ「糸」という楽曲が定番化しつつある、という意味でもあるのだと思うのですが)。

☆“あやや”の歌は「糸」以外にも収録。もちろん「孫」も「娘よ」もオリジナルで入ってます。

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不変のチョウ・ユンファに驚愕、そして興奮。復活作を観た!!! [映画]

ろく~でなし~、ろく~でなし~、なんて~ひどい~♪((c)ワハハの梅ちゃん。以前、ポカスカジャンの仙台ライブを観に行ったら客席にいらして、少しお話したんですが、「素」非常にシブい方で、そのギャップがこれまたスゴいんです……)
それにしても「布マスク2枚」って、………何かのジョークでしょうかねェ………。
どうします? もし届いたら。

さて。
もしかしたら、映画館なんて、もうしばらくは行けないかもしれないな、なんてことを思いながら、ようやく仙台にやって来たチョウ・ユンファ久々のノワール・サスペンス・アクション

『プロジェクト グーテンベルク 贋札王(がんさつおう)』、

堪能して来ましたよ、小さなシアターの最前列で。
以前の記事でもお話しておりましたが、この映画でのユンファ、主演ではありません。
主人公(アーロン・クォック)の人生を翻弄する、「天使のような悪魔のユンファ」。
しかしながら(悪い意味での)大御所感ほとんどなく、往年の二丁拳銃も含んだガンアクション、
監督いわく「ワンシーンを除いて、すべて本人がやっている」というハードなアクション、
そして「あの」、誰をも魅了する、あの笑顔!
この映画、ユンファに関しては、もう言うことないです。
『ものまね王座決定戦』のジャッジっぽく言うなら、

「10点10点10点10点10点!!!」

です。
『男たちの挽歌』の時のような出かたをしているので、出ずっぱりではないですし、その役柄ゆえ《影》の部分も少なからずあるのですが、本当に、あの頃のままのユンファ。
どうしてるんだろう?
不老不死の水でも、飲んでるんだろうか?
もう、あんまりそのまんまなもんだから、その興奮と感動が、ヒジョーに大きかったですね。
まぁ、映画としてはクライム・サスペンスの要素が大きくて、『ユージュアル・サスペクツ』あたりお好きな方にはたまらないかもしれません。
自分としても、トータルでは比較的面白く観ることができたのですが、好みからはちょっとだけズレていると感じたので、総合評価としては、10点満点で8点ぐらいでしょうか。
いずれにしても、オレ自身、観終わったとき

「頭の中が、まっ白に……」((c)旧・船場吉兆のささやき女将)

なった部分もあり、ソフト化されたらまた観直すことにはなると思います。
変わらぬユンファに元気をもらい、「これから」を歩んでいくパワーを得たような気がしました。
映像ソフトは6月10日リリース予定です。

☆今のところDVDしか出る予定がないのかな。こちらは通常版。


☆こちらは、ユンファの名場面(?)フォトカードつきのAmazon限定版。

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「志村けん、実は死亡してない説」を流したい……。 [テレビ番組]

きょうはエイプリル・フールということだけれど、その直前、本当に悪い冗談みたいな悲報が飛び込んできて、打ちのめされたままでいる。
厳密にはオレは、「志村リアルタイム」とは言えないと思う。
どちらかというと「荒井注のいたドリフ」「加トちゃんがメインで爆笑をとっていたドリフ」に、よりなじみが深かった。
それでも志村けんというコメディアンは、「東村山」“ヒゲダンス”「早口ことば」等々、その圧倒的なパフォーマンス力でもって、そういった
「あの頃のドリフのがよかった」という声を、なかばねじ伏せるようにして、その実力を認めさせていったように思う。
というか、もう「認めざるを得ない」という感じ。
当然、それまでメインで笑いをとっていた加トちゃんに対しては、当時はちょっと気の毒というか、一歩引いた感じになって、大丈夫かな? みたいな感じもなくはなかった。
ただし加トちゃん自身は、ひとりでメインを張るしんどさみたいなものはずっとあって、そこへ志村が入ってきたことで、気分的に少しラクになった、といったようなことを、近年話している。二人は名コンビとなり、『8時だョ!全員集合』の(少し間をおいての)後番組が『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』になったことは、ご存知の通り。




酒とLADYと笑いに生きた、志村けんさん。
まだ言えないな、サヨナラは。
(文中一部敬称略)


☆“ヒゲダンス”の曲「ヒゲのテーマ」(のベースライン)の元ネタといえば。




☆そして「早口ことば」といえば、このベースライン。



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