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思った以上に、近所の図書館が「心の支え」になっていた件。 [日常]

ちょっとご無沙汰しました。
まぁ、なんだかんだ文句を言いながら、そのラインナップや在庫の豊富さから、宅配レンタルでCD借りたりしてるんですが、オレが利用してるとこの場合、ディスク2枚までは紙の封筒で届いて、郵便ポストから返却する時にも、それを使うんですね。よく通販のカタログが入ってくるようなビニールの封筒は、ディスク3枚以上の時に使われるようです(めいっぱい借りたことはまだないので、大量に借りた時どうなるのかは、まだわかりません)。
そんな中、本当に限定仕様ではありますが、この5月12日(火)から、仙台市の各図書館は再開しております。

☆仙台市図書館ホームページ
https://lib-www.smt.city.sendai.jp/

17日(日)までは、臨時休館の前に予約され手配されていた本などを受け取る、返却するくらいでしたが、19日(火)から、図書館のホームページの「予約する」機能が復活し、カウンターでの予約もできるようになり、「借りたい」と思った本などを、予約のうえで借りることができるようになりました。
開館時間は朝9時30分から夕方5時までと短縮されていますが、いずれにしても今のところヒマですので、返して、借りて、その場で次に借りたいモノの予約をして帰る、という、なんというか「のどかな自転車操業」的活用の日々を送っておりました。
そんな中、新たなお知らせが。
26日(火)から、ようやく書架に入れるように!
そしてもちろん、そこから気に入った本などを、そのまま借りて帰ることができるように!
カウンターでの本や雑誌の予約のみ、引き続き3冊までとのことですが(通常およびネットからの本の予約は10冊まで可能。ちなみにCDやDVDの予約は通常通り3つまで、貸し出しは2つまで。これは不満ですね……)、徐々に緩和されてきております。
さらに、開館時間も平常時と同じに戻るようです(多くの場合、平日は夜7時まで、土日祝日は夕方6時まで)。
ただ、まだできなくて、様子をみて6月2日(火)から再開したいとしていることは、
・館内のテーブルや椅子の利用
・館内資料の閲覧
などで、さらにもうしばらくお休みになりそうなことは、
・館内でのCDやLD、DVDなどの視聴
ということで、そこそこ貴重なモノもある、各図書館が所蔵しているLDの館内視聴は、まだまだお預け……、ということですね。
こうして、図書館の機能が少しずつ復活して行く様子をウォッチしていて、かつまた(と書くと、なぜか哀川翔さんの声が聞こえてくる気がするのは何故?)、短時間ながら日常的に利用させていただいていると、やっぱり思った以上に図書館って、オレにとって「心の支え」になってたんだな、ということがわかりますね。
そんな中で、偶然発見したのが、鈴木啓之(ひろゆき)さんの著書である

『東京レコード散歩』(2016、発行:東京ニュース通信社、発売:徳間書店)。


東京が「ふるさと」である著者が、いわゆる「ご当地ソング」の舞台や、レコード屋さんや本屋さんなどなど、記憶に残る思い出スポットを訪ね歩く、web連載のコラムをもとにした一冊で、ご一緒しているような気分になれて、とにかく楽しいです。
本体1800円と、ちょっと値が張りますが、オールカラーで関連レコード/CDのジャケット写真も豊富に載っている、おすすめの一冊です。
2016年から2017年にかけて、同じタイトルのコンピレーションCDが、下記の通り全部で6タイトル出ておりまして、その多くは入手困難となっておりますが、冒頭に記しました宅配レンタルなどを活用いただくと、「音そのもの」の確保はなんとかなりますので、皆さまもぜひ、お聴きになってみてくださいまし。

☆『東京レコード散歩』シリーズ・特設サイト
http://www.110107.com/s/oto/page/tokyo-record-sampo


☆ソニー編。往年の人気アーティストのアルバム曲など多し。


☆ビクター編。「有楽町で逢いましょう」から「浅草キッド」まで。


☆テイチク編。「銀座の恋の物語」から、貴重なオリジナル・モノラルの「東京五輪音頭」まで。


☆コロムビア編。「東京ブギウギ」が、オリジナル音源じゃないのが残念。


☆ユニバーサル編。といっても、東芝・ポリドール・フィリップスなど各社音源が一堂に会した形。


☆ポニーキャニオン編。やはり野沢那智さんと白石冬美さんのデュエット「青山レイニィ・ナイト」が聴きもの。





さて、それではまた、この場所で、
あなたと!
お会いしましょう。
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仙台市の図書館、限定再開へ。一方では宮城で東北初の新型コロナ死者も……。 [日常]

☆仙台市図書館ホームページ
https://lib-www.smt.city.sendai.jp/

そんなわけで、臨時休館直前とほぼ同じ仕様ですが、5月12日(火)から、仙台市内の各図書館が再開されることになりました(一部、少し遅れる分室などもあります)。
ひとまず、17日(日)までは、休館前に予約されていた本・CD・DVDなどの貸し出し・返却といったところが中心となりますが、通常休館日の18日(月)をはさんだ19日(火)からは、ホームページや各図書館のカウンターからの、本やCDなどの予約もできるようになるそうです。
(カウンターでの本の予約のみ、混雑を防ぐため3冊まで。ホームページ経由では、通常と同じく10冊まで予約(貸し出しも)可能。CD・DVDなどは、カウンター・ホームページとも、通常と同じように3点まで予約が可能(貸し出しは2点まで。これも通常と同じ)です)
まだまだ、書架への立ち入りはできませんし、もちろんそこから気に入った本などを借りて帰ることなどはできませんが、気が抜けない現状を考えると、小さな安心感が、心に広がるようです。
願わくば、日本中のどこでも、順次図書館が再開されて行きますように。
気は抜けないにしても、ちょこっと安心はできると思うので。

ちなみに、同じ仙台市内にある宮城県図書館も、やはり12日から限定的なかたちで開館するようですが、「できること」は仙台市の各図書館より、もうちょっと踏み込んだ感じになっています。
https://www.library.pref.miyagi.jp/latest/news/1567-2020-05-08-00-52-30.html

アクセスがいささか不便ですが、お近くの方はこちらへ行ってみるのもよいかもしれません。


そういえば、緊急事態宣言が、限定的に解除となった翌日の5月7日(木)、
お昼を食べに、営業を再開した仙台駅東口の半田屋に行ってみました。
半田屋は、もともと「はんだや」とひらがなで書く商号で、仙台市を中心とした宮城県(こちらが本場)と、札幌市を中心とした北海道で展開している、かなりリーズナブルな定食屋チェーンです。
☆半田屋ホームページ
http://www.handaya.jp/

いつも通り、といっても、どこか緊張してしまっている。
食べたいおかずの小皿をトレイに載せるのも、座席を探して座るのも、何だかちょっとビクビクしているような感じ。
そして気がつくと、お店の中のお客さんすべてが、何だかそんな雰囲気をかもし出しているのでした。
とりあえず、お店は再開したけれども、どこか落ち着かない。
引き続き、気をつけて行かないといけないし。
いずれはこういった雰囲気にも慣れるのだろうけど、いや、正直、あんまり慣れたくないなぁ……。
早くフツーに、メシが喰いたいもんです。


そんなことを書いている中、新型コロナで宮城県初の死者が1名、出てしまいました。
80代の男性。
東北でも初の死者と思われるそうです。
このところ、感染者数ゼロが続いていた宮城県ではありましたが、より一層気を引き締めて行かないといけない、という気にさせられました。
亡くなられた方、ご遺族・関係者のみなさまには、心よりお悔み申し上げます。



☆きょうの1曲。
柴田まゆみさんの「白いページの中に」。


☆名曲、としか言いようがないですね……。

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劇場版『水戸黄門』、『必殺仕掛人』……、連休は「ちゃんばら三昧」でした。 [テレビドラマ]

そうなんです。
Amazonプライムビデオで無料になっていた、

劇場版『水戸黄門』

を、観ました。
これは1978年、おなじみTVシリーズの10周年を記念して……かと思いきや、実は《ナショナル劇場》枠を一社提供していた松下電器(当時)の創立60周年を記念して製作されたものだそうで、当時の東映のドル箱となっていた『トラック野郎』シリーズの一作『一番星北へ帰る』と二本立てで公開されました。



東野英治郎さんの黄門さま。
これは、中村梅之助さんの“遠山の金さん”同様、なんというか、オレの心の中では「不動」のキャスティングなのですね。
実は、TVシリーズが始まるかどうか、という時期に、東宝で『水戸黄門漫遊記』という映画が作られており、森繁の黄門さまに、助さん格さんは宝田明&高島忠夫という、なかなかユニークな配役。
特に「黄門さま=森繁」となると、間違いなく「ちょいエロ黄門」だと思うので、いっぺん観てみたいもんですね……。

などと、余談はこのくらいにして。
いや、面白かったですよ。
由美かおるさんはおらず、入浴シーンとかのサービスもなかったものの、シリアスなお家騒動をメインとしておもに後半に置き、前半はTVシリーズお約束の「ニセ黄門さまご一行」のエピソードをコミカルなタッチで……って、クレージーキャッツのトップ3であるハナ肇さん・植木等さん・谷啓さん、こんなところで何やってんスか?!
しかも、その宿屋には、のちにソロ活動主体になる、かしまし娘のお三方が!(あの『ぬかるみの女』の“おセツさん”を演じた正司照枝さんは、このリアル姉妹の次女にあたります)
この、地味なのか豪華なのかよくわからない絵面が象徴するように、この劇場版、地味に豪華キャスト。
竹脇無我さん&栗原小巻さんという、かつてTV《木下惠介アワー》で日本中を沸かせたゴールデン・コンビの共演あり、「世界のミフネ」こと三船敏郎さんの重厚な立ち廻りあり。
そしてもちろん、いわば《お約束》でできているような『水戸黄門』の世界には欠かせない《お約束》の数々も散りばめられた、夢のような88分間。
いや実際、公開当時『トラック野郎』の方を観に来た人々は、中盤あたりのシリアスな展開が続くところで、夢の世界を旅していたのかもしれませんが、それはともかく。
うっかり八兵衛風車の弥七も活躍しますし、『必殺仕事人』シリーズの“何でも屋のお加代”こと、鮎川いずみさんも出てたりしますし、初心者の方にもマニアの方にも安心しておすすめできる一作と言えるでしょう。


さて、こちらは連休とは特に関係なく、少し前から見ていたのですが、U-NEXTでその大部分が見られる《必殺シリーズ》のうち、その第一作である

『必殺仕掛人』

を、少しずつ、見ております。
作品ページはこちら。
https://www.video.unext.jp/title/SID0019234

リアルタイムでは『仕事人』シリーズを追いかけ、その前の作品も地上波の再放送なんかでそれなりに見てはいたのですが、『仕掛人』は意外と、見てなかった。
で、見てみたら、これがまぁ、完全に「おとなの世界」。
当時(1972~73年)のTBS系の土曜ゴールデンタイムの並びは、
8時から、加トちゃんペ!の『8時だョ!全員集合』、
9時から、千葉ちゃん大活躍の『キイハンター』、
そして10時から、梅安ちゃん&左内さんの殺し技(左内さんは剣で)が冴える『必殺仕掛人』。
となるわけですが、ギリ『キイハンター』までは、なんとか子供が見ても大丈夫っぽい雰囲気。
ところが『仕掛人』ときたら、単に描写がどうこうというだけではない、基本的にそこにあるムードがお子様を寄せつけない、そんな「おとなの世界」なのです。
一家そろって楽しめる『仕事人』シリーズあたりとは、同じシリーズながら完全に一線を画しているのでした。
でも楽しいし、痛快でもある。
重たい「なにか」は、確実に心に残るけれども。
主題歌「荒野の果てに」は、そのインスト版が、今日に至るまで“殺しのテーマ”の代表格的存在として愛され続けているのです。

☆「荒野の果てに」&そのオリジナル・カラオケを収録。


「見た」といってもまだ半分ちょっと、ってとこなので、『仕掛人』については、また書くこともあるでしょう。
そうそう、平尾昌晃さんと竜崎孝路さんによる、当時としてはかなり画期的で斬新だったスコアの魅力も、忘れてはいけません。
明るい曲調なのに涙が出てしまう「エンディングテーマ」なんか、ホント好きです。




※最後にひとつ、お知らせがあります。
5月1日、クイーン+アダム・ランバートによるチャリティ・シングル

「ユー・アー・ザ・チャンピオンズ」


が、全世界同時に配信されました。



名曲「伝説のチャンピオン」の、いわば替え歌で、医療従事者の方々をはじめとする、今、動いておられるすべての人々に捧げられたこの配信シングルの収益は、国連財団との協働による『WHOのための 新型コロナウイルス感染症連帯対応基金』に寄付されます。
詳しくは、こちらの日本公式サイトまで。
https://www.universal-music.co.jp/queen/news/2020-05-01/?utm_source=ecrm&utm_medium=mail&utm_campaign=queen_200501
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しばらくは歌で、北へ、北海道へ旅しよう。 [音楽]



「い、いきなり何が始まったんだ?!」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、これがかの有名なムードコーラスグループ、(森雄二と)サザンクロス

「好きですサッポロ」

という名曲でございます。
(というか、サザンクロスは「意気地なし」「足手まとい」など、名曲が多い。いまはスタイルが変わってしまったせいなのか、このムードコーラス時代のサザンクロスの単独CD、おおむね高値で取り引きされています……)
緊急事態宣言の延長はいつ来るのか、来るとしてどのくらい延びるのか、それより例の10万円はいつ来るんだ、マスクの流通も復活しつつあるようだから“アベノマスク”はいつでもいいし(しかし本当にまだ来ないなぁ……)、みたいな日々の中、せめて脳内では、1枚のCDを切符がわりに旅でもしようじゃないか、と思ったわけなんです。
行き先は、いま「絶対に来ないでください」、と言われている北海道、特に札幌エリア
道案内は、このCDで(全曲、試聴できます。マケプレ出品もけっこうあります)。


ライトアップされた札幌時計台のジャケット写真が美しく、音の面では全体的にリバーヴ(エコー)がやや強めにかかったリマスタリングがされているのがちょっと気にはなりますが、選曲、カバーの場合の人選、いずれもなかなかだと思います。
石川さゆりさんの「津軽海峡・冬景色」新沼謙治さんの「津軽恋女」あたりは、定番過ぎるので、あえて外してあるのかもしれないですね。
まずは、このCDでは里見浩太朗さんがシブいノドを聞かせてくれている

「恋の町札幌」

石原裕次郎さんのオリジナルは、こんな感じでした。



嗚呼、思い出しますね……、まだまだ若かった、夏の日の恋。
たとえばススキノあたりで、60分でも90分でもなく、ちゃんと出会って、札幌エリアを中心に、短い時間ではあったけれども、真剣に恋をしていた、あの夏の日。
セルフノスタルジー、とでも申しましょうか。


……かと思うと一方には、美川がいるわけです。
ここ(=CD)で聴ける

「釧路の夜」

は、低音からファルセットまで、美川の音域を計算しつくした曲作りが素晴らしいですね。
オレもお子様の頃、なんか好きでした。




そして、なかにし礼さんが、いま思うと小説1冊分になる自らの半生を、たった1篇の詩にまとめた、北原ミレイさんの傑作

「石狩挽歌」

CDにもオリジナル(ワーナー版)で収められていますが、改めてお聴きいただきましょうか。



今回ご紹介しているCDの「石狩挽歌」は、トランペットの音色がちょっと派手過ぎるような気がしないでもないのですが、まぁ、そういうのは“慣れ”でしょうか。


旅の終わりは、八代亜紀さんの「愛の終着駅」でもよかったのですが、ここはあえて小林旭さんの

「北帰行」を。

CDにはクラウンでの再録音版が収められていますが、ここではコロムビアでのオリジナルで、お聴きいただきましょう。
いずれにしても、あまり変わらないところが「アキラ」です。


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