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八代亜紀さんのレア・トラックス(配信&サブスクリプション編)。 [音楽]

いよいよ仙台市の図書館も、ほぼ厳戒態勢というか、開館時間が短縮になり、書架への立ち入りはできなくなりました。webかカウンターであらかじめ予約をしたモノだけを借りることができ、その受け取り、そして返却を中心とした業務のみという、もはや図書館なのかなんなのかわからない、かろうじて図書館である……みたいな感じになってきております。
それでもこれがもし、一時的にでも「閉館」となったら、生活からうるおいが、どれほど消えてしまうことでしょう。
予想もつきません。

八代亜紀さんのCDは、仙台市の図書館では、オレの推奨するテイチク時代のベスト盤などは非常に少なく、コロムビア時代のものが中心になっています(現在の亜紀さんは、『夜のアルバム』などの縁があったのか、ユニバーサルに在籍されているようです。新曲『明日に生きる愛の歌/ワタシウタ』もユニバーサルから発売)。
オレは、コロムビア時代の亜紀さんというと「竜二」なんか好きなんですけど、テイチク時代のヒット曲の再録音は、ちょっとしんどくて聴いていられないんですね。どうしても比較してしまうし、亜紀さんの再録音ものって、基本的にあまりコンディションのよくない時にレコーディングされていることが多いので、ちょっと音がヨレたり、十分出ていなかったりで、いささかつらいものがあるんです(辛口だな~、オイッ!)
というわけで、どうしてもテイチク時代にこだわってしまいがちなのですが、前にも書きましたけど、このテイチク時代、とにかくレコーディングの量が膨大。
「もう大体いいだろう」と思っていても、どこかの安価なコンピレーションに、未知のカバー曲が入っていたりすることはザラでして、もう、キリがないのです。
そうでなくとも、まだまだCDとしては手つかずのカバー曲、オリジナル曲、シングルB面曲などあるため、本当に本格的にコレクトすることは、ホンモノの「お大尽」の方におまかせすることにしたいと思っています。
まぁ、そんな中でも、2014年、配信限定

『八代亜紀 テイチクイヤー・セレクション』

というシリーズが、全部で5タイトル出ておりまして、中にはヒット曲や、その後CD化された楽曲も含まれてはいるのですが、そんな中に珍しいカバーも、多く含まれております。
レコチョクなどでも買えるのですが、Amazonでも販売されており、他のところに比べると、1曲単位での価格が、少しだけお安くなっていたりします。
個人的なおすすめは、まず、こちらのVol.2。


「恋あざみ」「うしろ姿」「石狩挽歌」「なごり雪」といった名カバーのほか、ちょっと仕上がりが雑ですが貴重な「酒場にて」、そして「夢一夜」、悪いわけがない懐メロカバー「船頭小唄」といったあたりの、今のところCDでの入手がやや難しい楽曲が含まれています。

そして、こちらのVol.5。


このカバー曲集の中では「意気地なし」「昔の名前で出ています」といったあたりが貴重で、亜紀さんの歌う「男歌」の醍醐味を、存分に堪能することができると思います。
特にムード歌謡の場合、

女心男性歌手が歌い、それを女性である亜紀さんがカバーする」

という、ちょっと複雑な構造になることも多いのですが、かつて亜紀さんが自らの歌手生命を賭けて出場したTV番組『全日本歌謡選手権』の場においては、主にその「女心を男性歌手が歌」った楽曲で勝負し、勝ち抜いて行った、ということがありましたので、こういったカバーは、亜紀さんにとっては、まさに自家薬籠中のもの。
特に「意気地なし」のサビ前、「私からあなたを取るのなら」のあたりの、やや低音で攻めてくるあたり、なかなかスリリングでゾクゾクしてしまいます(立派な変態です。変態という名の紳士?)。
これら5枚(?)の配信アルバム、聴き放題のラインナップにも入っているようですし、それぞれ試聴もできますので、気になった楽曲があれば、ちょっと探ってみてはいかがでしょうか。


☆テイチク時代の主なヒット曲と、カバー曲集(セレクトもなかなか)の2枚組。


☆好評発売中の最新シングル。トラック3の、ピアノとの一発勝負で録られた「舟唄」が素晴らしいのです。

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