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Netflix、Amazonプライムビデオ……ネット配信が充実しすぎててコワい! [映像作品]

2019年・大みそか。
『ガキの使い・笑ってはいけない』で文字通り「大暴れ」した《新しい地図》のお三方(草なぎ剛さん・香取慎吾さん・稲垣吾郎さん)。
中でも草なぎさんがパンイチ・ビデオカメラ抱えて現れたその雄姿(?)は、まさにNetflix(ネットフリックス)で配信され大ヒット&大いに話題となった、山田孝之さん主演の『全裸監督』からの“いただき”でありまして、おまけにラストには3人揃って「1本満足の歌」を熱唱(?)というダメ押し。
まぁ、『全裸監督』モデルの村西とおる監督のフレーズを借りれば「ナイスですね~」と言うしかない暴れっぷりではありました。
そんな『全裸監督』、この作品はひとつの分岐点というか、こっちも意識をちょっと変えていかないといけないな、そんな気持ちにさせるだけのパワーをもった「大きなイチモツ」((c)どぶろっく)でありました。
何より“年間マイ・ベスト・ムービー”の定義を「映画館で観た作品」「もしレンタル等であっても、その年劇場公開された作品」に限っていたオレの脳みそ夫(妙な誤変換するなっつーの)、もとい、脳みそを、いっぺん見直してみる必要がある、と感じさせた映像作品だったわけです。
すなわち「ネット配信作品もアリ」なら、2019年の“マイ・ベスト・ムービー”は、ひょっとするとこの『全裸監督』だったかもしれないのです。『えいがのおそ松さん』ではなく(僅差とはいえ)。
さすがに昨年あたりから、映画各賞でのネット配信作品の扱いをどうするか、という問題が出てきて、小規模とはいえ配信だけでなく劇場公開もされたりするようになって来ていますが(例の『アイリッシュマン』等々)、この「ネット配信からイキのいい作品が頻出する」という傾向は、おそらく今後も続き、もしかするとさらに勢いを増すことになりそうです。
そんなネット配信ですが、過去作に関してもそのラインナップはとんでもないことになりつつあります。
現時点でオレが身近に見られるのはNetflixとAmazonプライムビデオくらいですが、仮にそれだけだったとしても、もう既にお腹いっぱいみたいな感じです。
仮にプライムビデオをチェックしてみると、オプションとして邦画各社が各々チャンネルを持ちはじめていて、そっちも契約するとなかなかにマニアックな作品が見放題になったりします。
たとえば、ちょっと前までのアニメ・特撮が好きだったら、東映が展開している「マイ・ヒーロー」というチャンネルをオプションとして取り込んで(?)みると……、
歴代の人気番組や、ちょっと幻の存在となっていた作品なども、わらわらと表示されるのです。
『好き!すき!!魔女先生』とか『5年3組魔法組』とか、ほんの一例ですけど、もうビックリですよ、いやホントに。
『ジャイアントロボ』とか『仮面の忍者赤影』とか、その辺もたっぷりあるので、かわいい方の金子くんかわいくない方の金子くん(失礼!)、どちらにも再会できます。
そんな驚きや喜びも、ネット配信動画は運んできてくれるのです。

でもね。
ホンットに好きな作品だったら、やっぱりソフトを買いますよ。
そういうもんです。

☆この原作ノンフィクションは「映像化作品よりクレイジー」だとか。

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チョウ・ユンファ完全復活!『プロジェクト グーテンベルク 贋札王』を観るべし! [映画]

2020年2月7日(金)、注目の映画が公開されます。
その名も『プロジェクト グーテンベルク 贋札王(がんさつおう)』
出演はチョウ・ユンファ、そしてアーロン・クォック
いま、ユンファの名前を先に記しましたが、本作でのユンファの立ち位置は、どちらかというと『男たちの挽歌』でのマーク的なものなので、「ほぼ主演みたいな助演」といっていいでしょう。
そう。
『フル・ブラッド』(派手なガン・アクションとラブロマンスが交錯し、気がついたら号泣してました…)や『ゴッド・ギャンブラー 完結編』『大陸英雄伝』を置き土産に一時ハリウッドに本拠地を移し、この時期に『リプレイスメント・キラー』『NYPD15分署』(ハリウッド期では一番好きかな)、『アンナと王様』『グリーン・デスティニー』『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』(この辺はメジャーですよね)といった作品、ついでに『バレット モンク』や『ドラゴンボール』実写版(亀仙人役)といったトホホ作品などを残し、その後「これ」といった作品を残すことなく(名コンビだったはずのジョン・ウー監督とは、ゲーム『ストラングルホールド』(Xbox、PS3)で組んだ後、『レッドクリフ』出演をめぐって対立し、ユンファは降板。コンビ復活の可能性は……?)、いわゆる「セミリタイア状態」となっていたチョウ・ユンファが、血と硝煙のガン・アクション、香港ノワールの世界に、帰って参りました。
なんといっても『男たちの挽歌』を封切りで観て(同時上映は『キング・ソロモンの秘宝2』!)、完璧にノックアウトされ、当時のレンタル屋さんのユンファ作品は名作から珍作までほぼ制覇したこのオレです。
これは、観ないわけには参りません。

その贋作の腕を見込まれ、ニセ札を作る組織にスカウトされた画家の男(アーロン・クォック。ホントにオレと同じ1965年生まれ? 若々しい!)と、彼をスカウトした、自らを“画家”と名乗る謎の男(ユンファ。ホントに1955年生まれ? これまた若々しい!!)を中心に展開される、香港ノワール流おもてなし=血しぶきと銃弾の嵐!!!
監督は、あの『インファナル・アフェア』三部作の脚本を手がけたフェリックス・チョン
だからガン・アクションだけではなく、その展開もただでは済みません。
実はオレ、まだ観てないんですけど((c)かつて、新刊である自著の内容についてきかれた時の松本伊代ちゃん、これはもう、期待するしかない!!!
ただし、2月7日から観られる劇場は、非常に限られております。
上映劇場一覧はこちら ※随時更新。要チェック!
https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=gansatsuou

改めて記しておくと、

・ユナイテッド・シネマ札幌
・フォーラム仙台 ※3月27日より4月9日まで(予定)。チネ・ラヴィータに変更の可能性あり
・丸の内TOEI
・新宿武蔵野館
・立川シネマシティ
・藤枝シネ・プレーゴ ※2月28日より(予定)。
・109シネマズ名古屋
・なんばパークスシネマ
・シネ・リーブル梅田
・OSシネマズミント神戸
・ユナイテッド・シネマ福岡ももち

1月30日現在、これで全部です。
………淋しい。
ユンファの復活作としては、あまりにも淋しい。
まぁ、おそらく「全国順次公開」という流れになると思うので、もし近場に上映劇場がなくても、あきらめずに待ちましょう(なんだったら、観に行っちゃいましょう!)
(公開規模をみると、けっこう早そうな)ソフト化の方も、ものすごく楽しみなんですが、それはまた、別の話。

なお、立川シネマシティでは、『プロジェクト グーテンベルク 贋札王』公開記念として、2月1日(土)から7日(金。『贋札王』の公開日でもある)まで、
『男たちの挽歌』第1作が、《極上音響上映》にて上映されます!
1日には11時35分から、今流行りの「応援上映」(早くも、いい席は埋まりつつあり…)もあります(すべて通常料金。各種割引も適用)。
詳しくはこちらから。※リンク切れご容赦。
https://res.cinemacity.co.jp/TicketReserver/studio/movie/1889


………おっと。
肝心の『プロジェクト グーテンベルク 贋札王(がんさつおう)』、公式サイトを忘れるところでした。
予告編・CM動画(日本版)なども、こちらで堪能できます。
ちなみに予告編(オリジナル、日本版とも)には、燃やしたニセ札で煙草に火をつけるユンファ、というカットも(本編未使用。ソフトへの収録に期待しましょう)!
http://gansatsuou.com/


あーもう。
『男たちの挽歌』、また観たくなってきたぜ………。



*Special Thanks to 『映画秘宝』誌(2020年2月号)
 もし読んでいなければ、オレが『プロジェクト グーテンベルク 贋札王』のことを知ることもなかったはず。
 “復活の日”を、待っています。

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宍戸錠さん、山形・大沼デパート、そして愛猫・はなさん。「別れ」について考える。 [映画]

このところ、悲しい出来事が続きます。

“エースのジョー”こと、宍戸錠さん。
言うまでもなく、アキラ小林旭さん)やトニー赤木圭一郎さん)、そして裕ちゃん石原裕次郎さん)らのライバル役として、そしてハードボイルドな主演スターとして日活の黄金時代を支えた《レジェンド》のひとりで、最重要人物といっても間違いない存在でした。
テレビのバラエティーやコメディも得意分野で、金子修介監督の『みんなあげちゃう』などにも出演されていました。
“エースのジョー”が、往年の名場面と共に、かつてのライバルたちを探し求める映画『AGAIN アゲイン』(監督は矢作俊彦さん)を、オレは劇場・VHS・DVDと、もう何度観たことでしょうか。
できることなら、もっともっと長く《リヴィング・レジェンド》でいて欲しかった。
気のきいた言葉が、思いつきません。
ジョーさん。
またいつか、会いましょう。



かつて、山形市のランドマーク的存在であった、大沼デパート
もともとは“丸光”というデパートであった、仙台市にベースを置いていた“さくら野百貨店”と同じ「自己破産で突然の閉店」、という、なんとも哀しい最期を迎えました。
オレの山形時代は子供の頃で、まぁ、田舎ではありましたけど楽しい日々を過ごさせてもらって、その思い出のあちこちに、やはり「大沼」は姿を現すのでした。
さまざまな催し物もありましたが、昭和40年代後半の時点で、1階の一角にファストフード店『ロッテリア』があり、そこは子供の夢であり、あこがれでした。
手塚治虫さんがデザインした(と記憶している)、ユニコーンのような可愛いキャラクターが描かれた、パステルカラーの紙の容器に入ったバニラシェーキは、都会の味がしたなぁー……。
ただ、ただ、淋しいです。

そしてこれは、今までずっと、書かないで来たのですが。
昨年(2019年)のクリスマス・イヴの朝、およそ17年間いっしょに過ごした愛猫の“はな”さんが、この世界に別れを告げました。
そうです。
このブログをPCでご覧いただくと、左上にいるのが、その“はな”さん。
『ねこのための音楽』よりも、クイーンのハードな曲を愛した、ツンデレなお嬢さまでした。
(この写真は、奇しくも“さくら野百貨店”でチャリティー販売していた、クマのマスコット「さくまちゃん」をガジガジしているところです。)
あわただしい日々の中、それでも“はな”さんのことを最優先にし、年の暮れに火葬、年明けに「ペット共同納骨堂」に納骨を済ませ、今は中身のない、外側に“はな”と名前の書かれた骨つぼや、いろんな、いろんなモノが、残っています。
カリカリも、猫砂も、買ったばかりでした。
だけど、いちばん大きくて重たい、残されたものは、言葉にできない気持ちです。

いつか本当に前を向いて、たとえば新しい仔を迎えようとか、そういった気持ちになれる日も来るかもしれませんが、この状況を受け入れるには、もう少し時間が必要みたいです。
ときどき、胸のあたりに“はな”さんがいるような、励ましてくれているような、そんな感じがします。
だから、できればもう少しこのまま、思い出にひたって、“はな”さんといっしょに生きていたいのです。

“はな”さんのことだったら、いくらでも書けるんですけど、あまり長くならないよう、あえてこの形をとらせていただきました。
そういえば、ジョーさんが亡くなっているのが発見されたのは、オレの誕生日の前日(1月21日)でしたっけ。
“はな”さんもそうですが、いずれにしても、忘れようがない日、なんですよね。
(ちなみに坂上二郎さんが亡くなったのは、あの震災の前日、2011年3月10日のことでした。)
去年もクリスマス用のケーキは、あえてオレと家人と“はな”さん(仮に元気だったとしても、まぁクリームをペロペロするくらいでしょうが)の3つでしたが、今年からもたぶん、3つ用意することになるんだろうと思います。

クリスマスの頃からちょっと前までカラ元気でやって来て、ここにきてなんか、ガクッと来た感じがありますが、これから少しずつ、元気を取り戻して行きたいと思いますので、これからもひとつ、よろしくお願い致します。


それではまた、この場所で、
あなたと!
お会いしましょう。
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稀代のヒットメーカー・筒美京平さんがテレサ・テンのために書いた4曲。 [音楽]

筒美京平さん。
1960年代・70年代・80年代・90年代・2000年代と、5つの年代にわたってオリコンのヒットチャートで第1位を獲得。
ヒット曲は、いしだあゆみさん「ブルー・ライト・ヨコハマ」から小沢健二さん「強い気持ち・強い愛」まで多岐にわたり、レコード大賞は尾崎紀世彦さん「また逢う日まで」とジュディ・オングさん「魅せられて」で2度受賞。
特に1971年前後の活躍はすさまじく、「また逢う日まで」、平山三紀(現・みき)さんの「真夏の出来事」、そして堺正章さんの「さらば恋人」の3曲が、ほぼ同時期に大ヒットしています。
もちろん、今も毎週日曜の夕方、日本中のテレビから流れてくる『サザエさん』のオープニング・エンディング(1969年の作品)も、忘れるわけにはいきません。
そんなスーパー作曲家・筒美京平さんが、テレサ・テン(愛をこめて、敬称略)に提供した楽曲は、現時点で4曲、確認されています。
「京都の恋」の渚ゆう子さん、テレサと同じ台湾出身、「雨の御堂筋」の欧陽菲菲(おーやん・ふぃーふぃー)さんといった、一連のいわゆる《ベンチャーズ歌謡》の大ヒット後のフォローの成果が認められたのか、地元・台湾では演歌もポップスも歌いこなしていたテレサの日本デビュー(1974年)にあたっては、この新進気鋭(当時)を通り越して絶頂期を迎えていた筒美京平さんに白羽の矢が当たり、アイドル色の強い、アップテンポなポップス歌謡「今夜かしら明日かしら」、そしてしっとりしたムード歌謡調の「雨にぬれた花」の2曲が日本でのデビュー・シングル用に用意され、最終的には「今夜かしら明日かしら」がテレサの日本デビュー曲、ということになりました。
ちなみに、日本でのテレサのマネージメントは渡辺プロの系列会社が行なうこととなり、広い意味ではテレサも“ナベプロ所属歌手”でした。従って、同様にナベプロのタレントであったドリフターズの番組である『8時だョ!全員集合』『ドリフ大爆笑』、そしてドリフの舞台などに出演する機会も多く、それもただ歌を披露するだけでなく、コントでもよく共演していました(VTRも残っています)。
テレサは、ドリフとの共演をとても楽しみにしていたそうです。

路線変更、そして幻の「もう1曲」

ちょっと話がそれました。
大きな期待と共に売り出された「今夜かしら明日かしら」でしたが、結果としてはオリコンチャートの“右側の下のほう”、すなわち小ヒットに終わってしまい、台湾から迎えたトップ・スターの日本デビューとしては淋しい結果となりました。
ここで路線変更の話し合いが持たれたようで、第2弾シングルとして、それまでほぼ演歌ひとすじで作曲家活動を行なってきた猪俣公章さん(『シルバー仮面』の主題歌「故郷は地球」も猪俣さん作曲)に「ポップス調で」というオーダーを出した結果(ここがポイント)、仕上がってきた哀愁感たっぷりのムード歌謡「空港」が発売されこれがスマッシュ・ヒット、テレサも日本の芸能界になんとか定着することができたわけです。
ところがしかし、この「空港」が発売される前の段階で、筒美京平さんもテレサのために少なくとももう1曲作り、完成させていました。
それが2012年、レコード会社の倉庫からテープが発見された「ふたたび(再来)」
デビュー曲と同じ、山上路夫さん作詞、筒美京平さん作曲、というところまではわかったものの、タイトルもないまま、ずっと倉庫で眠っていたそうです(というわけで、タイトルは山上さんが新たにつけたとのこと)。
曲調としては、欧陽菲菲さんに京平さんが提供した一連の楽曲から激しさを抜いた感じで、たおやかな優しさ、そして癒しを感じさせるもの。
別れを描いた「空港」とは真逆の歌詞で(「空港」も山上路夫さん作詞)、聴くシチュエーションによっては、思わずポロッと泣けちゃうかもしれません。
シングル第2弾の座は「空港」に譲ってしまいましたが、もしこの「ふたたび(再来)」が世に出ていたら、どうなっていたか。
そんなことを想像しながら「ふたたび(再来)」を聴くのも、楽しいものです。

「大人になったテレサ」と、京平さんとの再会

さて、ここまでで「今夜かしら明日かしら」「雨にぬれた花」「ふたたび(再来)」と、3曲挙げてきましたが、そうですね。1曲、足りない。
その残りの1曲は、一時の日本での活動休止を経て、「つぐない」「愛人」、そして「時の流れに身をまかせ」と、日本でテレサが連続ヒットを飛ばしていた1986年、オリジナル・アルバム『時の流れに身をまかせ』の中に収められたのでした。
タイトルは「愛に疲れて」
作詞と編曲は「つぐない」「愛人」と同じ、荒木とよひささん、川口真さんがそれぞれ担当し、京平さんも「すっかり大人になったテレサ」のために、ポップかつアダルティーで、少し難しい楽曲を提供。
テレサもそれを、難なく歌いこなしています。
アルバム『時の流れに身をまかせ』は、紙ジャケット、アナログなど、さまざまな形で何度も再発されていますので、比較的入手は容易かと思われます。
そして「今夜かしら明日かしら」「雨にぬれた花」「ふたたび(再来)」の3曲は、2枚組のベスト盤『40/40』で、すべて聴くことができます。
※4曲とも、配信もされています。

そういえば、1月29日は、テレサの誕生日なんですね。
亡くなった方の場合、どうしても命日ばかりがクローズアップされがちですが、お誕生日にテレサの歌声を聴いて、その人をしのぶ、というのも、いいんじゃないかな、と思います。
そうそう、中国語のテレサの歌も、すごくいいですよ。
機会があったら、ぜひ。

☆「今夜かしら明日かしら」「雨にぬれた花」「ふたたび(再来)」収録。


☆「今夜かしら明日かしら」の他、「ふたたび(再来)」を初収録したCD。


☆「愛に疲れて」収録。



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おぼん・こぼんの不仲ぶりがヤバい! 「不仲」「疎遠」について考える。 [テレビ番組]

と、検索かけると上の方に来がちな感じのタイトルにしてしまいましたが(苦笑)。

「おぼん・こぼん」という漫才コンビがいらっしゃいます。
お二人とも齢70ということで、そろそろ“アラカン”(アラウンド還暦)のオレからしても人生の先輩、と、本来なら呼べる存在なのですが。
まぁ、普通、漫才というと、いろいろなイメージが浮かぶかと思います。
北野武さんこと、ビートたけしさんが去年の紅白で歌った、自作のナンバー「浅草キッド」の歌詞にも、そんな、類型的なイメージがいくつか登場していましたが、「センターマイクを間にしゃべる」視線を合わせながらしゃべる」「二人そろって同じ側から登場し、同じ側へ“はける”」など、わかりやすいものとしては大体、そんなあたりではないでしょうか。
ところがこの「おぼん・こぼん」のお二人、そんなところは超越してしまっているのです。
まず、それぞれ左右の出入り口(?)から別々に登場し、その手にはハンドマイク。
舞台にあがってからも、ふたりの間の距離が詰まることはなく、およそあと2人は並び立つことができそうな距離をとり、視線も合わせないまま漫才を披露するのです。
その間、視線どころか体の向きも、心持ち別々の方向を向いたまま。
終わるとまた、ふたり別々の出入り口へと去ってゆく、「おぼん・こぼん」。
それでいて、お客さんの笑いはしっかりとるのですから、さすがというか、亀の甲より年の功というべきか。
このお二人、「仲が悪くなって8年」「それ以来、口もきいてない」そうで、そういった状況をあぶり出してしまったのが、テレビ番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)、その解散ドッキリ企画。
見届け人役だったナイツのお二人も思わずビビった、そのヒリつく空気感は、まさにリアルガチ((c)出川哲朗さん)
そこまで行ったら「もう解散だな」というのが普通、かもしれないのですが、それをしないのが「おぼん・こぼん」。
その理由は「コンビは金になるから」……。
もちろんレアケースでしょうが、それもまた人生。
人生いろいろ、漫才師もいろいろ。
それでいいのだ?!





さて、ここからは私的なお話になるので、もう大体満腹になったという方は、このページを離れていただいて構いませんです。
ぶっちゃけオレ、人づきあいが苦手です。
ネットというか、SNS経由でのおつきあいは、もっと苦手で、ヘタクソもいいとこです。
やりとりする中で、ちょっと調子に乗っちゃって放ったひとことが、相手方の沈黙を招いてしまい、そのまま疎遠になる、というパターンが、非常に多かった(多い)んですね。
「ネットを通して知り合い、その後、長いおつきあいに」
なんて、今のオレには、夢のまた夢。
現時点でこのブログにコメント欄がないのも、ツイッターをほぼ休止中なのも、そういう理由(わけ)なのです(ツイッターは、このブログの更新告知に使わせていただいてますが)。
近い将来、もうちょっと心に余裕ができてくれば、また違うかと思うのですが。
と、せめて夢だけは持ち続けたいんです(ドリフの「ミヨちゃん」ですな)。


ではまた、この場所で、
あなたと!
お会いしましょう。
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『ダウントン・アビー』劇場版公開(加筆あり)&『この世界の…片隅に』の感想。 [映画]

おまっとさんでございました((c)キンキンこと故・愛川欽也さん)。
あの、ラグジュアリーかつコミカルで、しかもどろっどろという、好きな人にはたまらない英国貴族の世界、そのウラと表を描いて何故かアメリカでも大人気になったドラマ

『ダウントン・アビー』

の、最終回のあとのお話、という設定で描かれる劇場版が、本日(1月10日)公開でございます。
バイオレット様も、ベイツさんもモールズリーさんも、そしてもちろん、ずる賢く立ち廻りながら失敗を繰り返し、男運にも恵まれない(というか、まぁ、その………アホの子だった)トーマスも(今回は何かいいことありそう……?)登場しております。
ひとことで言うと、ファンの方々にとっての豪華おせち料理、あるいは本格幕の内弁当
そんな映画ですね。
冒頭出てくる《Royal Mail》の配送車も、デザインがカワイイのでお見逃しなく。
公開劇場、ならびに上映回数が少ないながら、皆さまご期待のオリジナル・キャストによる吹替版もありますので、ドラマがお好きだった方は、ぜひお早めに劇場へ、足をお運び下さいまし。

劇場版の公式サイト、こちらでございます。
未体験の方を置いてきぼりにしない10分動画、お近くの劇場情報もこちらで。
https://downtonabbey-movie.jp/

☆TVシリーズのコンプリート・ブルーレイ。およそ30000円也。


さて皆さん((c)浜村淳さん)。
「観た」という報告だけでストップしていた、こちらもまだまだ上映中、

『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』

についても、ちょっとお話しておきましょう。
追加シーンのため、上映時間が『タワーリング・インフェルノ』とほぼ同じという長さになり、これはさすがに長い。それは認めざるを得ない。
しかし、追加要素がごく自然な感じで入れ込んであるので、見やすいですね。
ある意味、とても実験的なことをやっているのですが、観ていて、すごく納得のいく仕上がりになっている、とは思います。
ただ、リンさんという女性が存在感を増し、すずさんと周作さんのあいだにさざ波が立ってしまうので、純粋にすずさんと周作さんにラブラブでいて欲しかった人(たとえばオレ)なんかは、ちょっとモヤモヤしてしまうかも。
でも「いろいろあって、それでも《ふたり》」という感じは、強くなってます。
あと、片渕監督って、けっこう“むっつり”なんじゃないかなー、なんてことも、思いました。はい。

『さらにいくつもの』公式サイトはこちら。
お近くの上映、これからの状況なども、こちらでご確認ください。
https://ikutsumono-katasumini.jp/

☆この『映画秘宝』誌、なんかもうプレミアついちゃってますけど、片渕監督へのロング・インタビュー全文は、上の公式サイトで読むことができます。
※観てからお読みください。

映画秘宝 2020年 01 月号 [雑誌]

映画秘宝 2020年 01 月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2019/11/21
  • メディア: 雑誌



☆あ。やっとアフィリエイト申請通ったので、試しに『ダウントン・アビー』の方だけ、それでリンク貼ってみました……。
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『スター・ウォーズ』最終章公開のさなか、『惑星大戦争』を観た。 [映画]

まぁ、ホントに最終章なんだかどうか怪しいもんですが……って、そんなこと言っちゃいけませんね。
でもね、EP9で終わるとは限らず、12とか15まで行く可能性だってあるんですよね。
だって、ディズニーのことだから。
それはそうと、こういうタイミングでもあるし、今の今までどうも危険な、というか、トホホなニオイを感じ取っていて観ないでいた、東宝の

『惑星大戦争』

という映画を、腹をくくって(大げさだな)観ることにしたのでした。
公開は1977年12月、『スター・ウォーズ』第1作(今でいうところのEP4)日本公開のおよそ半年ちょっと前。
なんと、百恵ちゃん(山口百恵さん)主演の『霧の旗』と2本立てでした。
結論から言いましょう。

この『惑星大戦争』、立派な「トホホ」映画です。

いや、映画としては中途半端というか、別に「よくでき」ているわけでもないし、かと言って「ネタとして笑い飛ばせる」とこまで振り切れてるわけでもない(まぁ、あちこちで苦笑はしてしまいますが)。
怪獣も出てこないし(まぁ、轟天号は出てくるわけですけど。一応)、セクシー要素も若き日の浅野ゆう子さん頼みで、それもほんの申し訳程度(この少し前の東宝特撮で活躍していた、由美かおる姐さんのサービスぶりを見習って欲しかった…)。
人がわらわら死んでゆくにもかかわらず、その扱いが軽すぎる。観てても何も感じられない。
「あ、死んだ」って、そりゃいわゆるゲーム感覚そのものでしょ。
何より、同じ年の夏休みに大ヒットした『宇宙戦艦ヤマト』(TVシリーズの再編集版)の影響を、悪い意味で受け過ぎてるとこがなぁ……。
『ヤマト』は別にいいんだけど、「『ヤマト』っぽいやつ」って、どうしてもカッコ悪くなりがちなんですよ。
あの、アニメ映画史にベットリ残る問題作『サイボーグ009 超銀河伝説』 が、その悪い見本と言えるでしょう。

一応、取り柄というか、みどころも書いておきましょう(どうせ悪口込みになっちゃうだろうけど)。
キャスティングは、かなりがんばった方だとは思います。
沖雅也さん(あの名フレーズ「涅槃で待ってる」が、2006年版『時をかける少女』の「未来で待ってる」の元ネタなのかどうか、残念ながらオレは知らない。改めてご冥福をお祈りします…)、宮内洋さん(! 特撮っぽさの強化、ということなのか、『仮面ライダー』ナレーターの中江真司さんも、ちょこっとナレーションで参加)、そして大御所・池部良さん。
“えらい人”役で大滝秀治さんも出てますが、芝居がほぼ『特捜最前線』の船村刑事といっしょで、大滝さん通常運転。
そして今、しつこく文春に追撃されている現・千葉県知事、モリケン(モリマンじゃないよ)こと森田健作さん。
わざわざ他社である松竹から借りたモリケン知事が、何かと劇中の緊迫感をそぐ事といったら、そりゃもう半端ないって(言ってみました)。
なんかヘンな宇宙服着込んで(というか、最初から最後までモリケン知事のファッションセンス、どっかおかしいんだなぁ……)、一応メインで「大活躍」してるんだけど、そんなさなか、モリケン知事の心を、一瞬でもこんな思いがよぎらなかっただろうか。

「俺、3年前には『砂の器』とか出てたのに、こんなとこでこんなカッコして、ナニやってんだろ?」

まったくですね。

う~んと………、もうお正月って感じでもないんですけど、どうせ同じ『スター・ウォーズ』のパチもん観るんだったら、サービス精神のかたまりみたいな、東映の深作欣二監督作品

『宇宙からのメッセージ』

コレがいいと思います。
メイン・テーマがクラシックのモロパクだとか、当時のお子様たちは気にせず、なんか妙に感動したりコーフンしたもんでした。
ちなみに、『メッセージ』の方でも大活躍しているJAC(今のJAE)のみなさんは『惑星大戦争』の方にも参加しておられるので、スタント・アクションに関しては、なかなか迫力ありましたよ、『惑星大戦争』も。
あと『世界大戦争』とか『ノストラダムスの大予言』とかの特撮カットが流用されているのも、『惑星大戦争』のポイントですけど、ホントにピンポイントって感じですね………。

まぁ、「戦争」とかいうと現実がやたらとキナ臭いですけど、そういうのはフィクションの世界だけにしていただいて、平和な毎日であるよう、祈りたいですね。(説得力ゼロ)


★そんな『惑星大戦争』。レンタル・配信あり。

惑星大戦争  [東宝DVD名作セレクション]

惑星大戦争 [東宝DVD名作セレクション]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD


☆そして『宇宙からのメッセージ』。レンタル・配信あり。

宇宙からのメッセージ [DVD]

宇宙からのメッセージ [DVD]

  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
  • メディア: DVD



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クイーン、来日記念ベストの曲目&順位発表に思う。 [音楽]

ちょっと意外な結果が出ました。
2020年1月7日、クイーンの“来日”を記念したベスト盤に収録される12曲(“クイーン”だけに…)を決める、日本のクイーン・ファンによる楽曲の人気投票の結果、ならびに上位12曲の収録が発表されました。
日本のレコード会社による、クイーン公式サイトで紹介されている概要はこちら。
曲目決定を受けてのブライアン・メイ、ロジャー・テイラーのコメントもあります。
https://www.universal-music.co.jp/queen/news/2020-01-07-news/

デビュー・アルバムからフレディ死後発表の『メイド・イン・ヘヴン』までの、すべてのオリジナル・アルバム(と言っていいでしょう)収録曲から、ひとり1曲に投票する、という仕組みで、最終的に12000人近い方々(含むオレ)が参加した今回の投票、こんな結果になったわけです。
https://sp.universal-music.co.jp/queen/vote.php

改めて、書き出してみましょう。
なお、今回のリリース、CD、DVDつきCDは、いずれも日本のみ発売、限定生産。
先着特典として、かつてのアナログ・シングル・サイズで、収録曲の日本盤シングル・ジャケットなどを使用した「2020年クイーン・カレンダー」がつきます(通販サイトでは、一部取り扱いを終了している場合もあります)。
また、全世界に向けて、デジタル・リリースも行われるとのこと。
そんなわけで、今回、上位にランクされた30曲は、こちらになります。

☆☆☆上位12曲。CD/DVDとも、この順番で収録予定

1・愛にすべてを Somebody To Love 1290(票)
2・ドント・ストップ・ミー・ナウ Don't Stop Me Now 791
3・手をとりあって Teo Toriatte (Let Us Cling Together) 484
4・永遠の翼 Spread Your Wings 474
5・キラー・クイーン Killer Queen 469
6・ショウ・マスト・ゴー・オン The Show Must Go On 429
7・ボヘミアン・ラプソディ Bohemian Rhapsody 429
8・'39 420
9・マーチ・オブ・ブラック・クイーン The March of The Black Queen 360
10・懐かしのラヴァー・ボーイ Good Old-Fashioned Lover Boy 326
11・炎のロックン・ロール(キープ・ユアセルフ・アライヴ)Keep Yourself Alive 300
12・Radio Ga Ga 291

☆以下、今回のCD/DVDには入らないものの、30位以内にランクインした楽曲たち

13・ラヴ・オブ・マイ・ライフ Love of My Life 281(票)
14・ボーン・トゥ・ラヴ・ユー I Was Born to Love You 251
15・輝ける日々 These Are the Days of Our Lives 231
16・輝ける7つの海 Seven Seas of Rhye 188
17・地獄へ道づれ Another One Bites The Dust 183
18・セイヴ・ミー Save Me 176
19・伝説のチャンピオン We Are The Champions 170
20・レット・ミー・リヴ Let Me Live 160
21・アンダー・プレッシャー Under Pressure 149
22・心の絆 Friends Will Be Friends 142
23・ブライトン・ロック Brighton Rock 123
24・トゥー・マッチ・ラヴ・ウィル・キル・ユー Too Much Love Will Kill You 121
24・ライアー Liar 121
24・神々の業(リヴィジテッド) In the Lap of The Gods...Revisited 121
27・アイ・ウォント・イット・オール I Want It All 117
28・マイ・ベスト・フレンド You're My Best Friend 114
29・ハ(ン)マー・トゥ・フォール Hammer to Fall 103
30・永遠の誓い It's a Hard Life 102

★以下、以前「入る可能性がある」とオレが予想しながら、ベスト30から外れてしまった楽曲たち

・ナウ・アイム・ヒア(誘惑のロックン・ロール) Now I'm Here
・タイ・ユア・マザー・ダウン Tie Your Mother Down
・ウィ・ウィル・ロック・ユー We Will Rock You
・イッツ・レイト It's Late
・バイシクル・レース Bicycle Race
・愛という名の欲望 Crazy Little Thing Called Love
・フラッシュ(・ゴードン)のテーマ Flash's Theme
・ブレイク・フリー(自由への旅立ち) I Want to Break Free
・イッツ・ア・ビューティフル・デイ It's a Beautiful Day


………いかがだったでしょうか。
本当に、ちょっと意外な結果になりましたね。
なんといっても、余裕でランクインするだろうと思われた楽曲で、ベスト30にも入れなかった楽曲が、いくつかあります。
一方で、普通にベスト盤の構成を考えた場合、まず入ることはなさそうな楽曲が、いくつか12曲の中に含まれました。
個人的な好みでいくと、そこは残念だったり(MVでメンバー全員女装してる「ブレイク・フリー」とか)、あるいはうれしかったり(「永遠の翼」……!)と、実に複雑な思いです。
何より、日本のファンに捧げられ、サビの歌詞も日本語、という、クイーンと日本の関係を象徴するような「手をとりあって」が、12曲には入ったけど1位じゃない!
コレ、ホントに意外でした。
あと「ショウ・マスト・ゴー・オン」と「ボヘミアン・ラプソディ」の票数がまったく同じなのに、それぞれ6位と7位に振り分けられている、その根拠は? なんてことも思いますが。
まぁ、「さいしょの1枚」って感じではないですけど、適度にマニアックでなんとも不思議な12曲が揃いました。
先着特典のカレンダーは魅力的ですし、DVDにしても、たとえば1982年西武球場のライブ映像を使った「手をとりあって」のMVなど見どころも豊富ですし、そんなわけで今夜は寿司……食べたいなぁー。回るとこでいいから。いや、回るとこがいい(そういえばフレディ最後の来日は1986年ですが、回転寿司なんて行ったのかな……?)。

☆Amazonでは「カレンダーつきCDのみ」が高騰しているようですが、カレンダーの有無を問わず、CD単体の定価は2000円。DVDつきCDの定価は3000円です。ご注意下さい。




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2019年マイ・ベスト・ムービーは『えいがのおそ松さん』に決定しました! [映画]

えー………、寒中お見舞い申し上げます(としか、今年は書けません。お察し下さい。「お察しします」(c)ハリウッドザコシショウさん)。
新しい年が、始まってしまいました。
いつまでも鬱々としていても仕方がないですし、大みそかはザッピングしながら、氷川きよしさんが弾けてるところも堪能しましたし(『限界突破×サバイバー』買っちゃった!)、
“新しい地図”のお三方が、これまたそれぞれいい感じに弾けていらっしゃる様子もしっかり見させていただき、よい年越しができたと思います。

さて、年の暮れの懸案事項だった「『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』を、2019年のうちに観られるか、どうか」が、なんとかなりまして、結果、2019年の“マイ・ベスト・ムービー”を決めやすくなりました。
そして、決まりました。

2019年マイ・ベスト・ムービーは、

『えいがのおそ松さん』

に決定いたしました!

ここ数年で、いや、もしかするとここ10年で、こんなに「やられた!」感のあった映画はなかったです。
「強敵」になるかと思われた数々の作品が、軒並み「それほどではなかった」結果の棚ボタ受賞(?)、そんな感じもなくはないのですが、いずれにせよ、オレにとってコレは傑作でした。
おめでとうございます。
この度、休刊という衝撃のニュースが走った『映画秘宝』誌の「2019ベスト&トホホ・ムービー」(結果発表は、1月21日発売の最終号で!)の投票には惜しくも間に合わず、票を投じることはかないませんでしたが、こっちの結果は揺るぎません。
すべてのスタッフ、キャストのみなさんに、心から感謝の意を伝えたいと思います。

一方で、ベストがあれば、もちろんトホホもあるのです。
そもそも、本当だったらランキングを出せればよかったのですが、2019年は「なんとなく映画を観ていた年」で、メモとか残してなかったので、そこまではしない事にしました(かと言って、2020年は観た映画のデータをしっかりつけておくかどうか、それはまだ未知数なのですが……)。
というわけで、2019年のマイ・トホホ・ムービーは、2018年の細田守監督『未来のミライ』に続いて、まさかこの巨匠があんなに盛大にやらかすとは思わなかった、原恵一監督作品

『バースデー・ワンダーランド』

コレで決まりですね。
まぁ、古今東西、やらかさなかった映画監督などいないはずですし、見方によっては、作る映画作る映画やらかしている、そんな監督もいるとは思うのですが、原監督といえば青学の……否、「巨人の若大将」………いや、これも違う(うむ。それもいろんな意味で)。
“オトナ帝国”とか“アッパレ!戦国”とか“河童のクゥ”とか、いわば《信頼のブランド》が服を着て歩いている、そんな方だと思っていたのですが、今回ばかりは、アレだったようです。
ちょっとこうアレして、どの辺からかはわかりませんが、適当なところから出直していただきたいです。

まったくの余談になりますが、実は上記の2本、奇しくもオレは同じ日に、『バースデー』『おそ松さん』の順で観ていました。
それも『バースデー』がメインで、でも万が一ダメだった時のための“保険”として『おそ松さん』も、という考え方で、チケットを購入していました。
心のどっかに、かすかな「トホホな気配」のようなモノを感じていたのでしょうか。
「すこし、不思議」((c)藤子・F・不二雄先生)ですね。

といったような塩梅で、今年もあーだこーだとあまり意味のないことを書いて行くのかもしれませんが、ひとつ、よろしくお願いしますのです。


えいがのおそ松さんBlu-ray Disc赤塚高校卒業記念BOX

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  • 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ
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  • 出版社/メーカー: アニプレックス
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☆氷川さん、龍に乗ってヘドバンしてましたね……!

限界突破×サバイバー(DVD付)

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  • アーティスト: 岩崎 貴文
  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2017/10/25
  • メディア: CD


☆『映画秘宝』最終号はこちら。

映画秘宝 2020年 03 月号 [雑誌]

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2020/01/21
  • メディア: 雑誌



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