SSブログ

大林宣彦監督に感謝。『時をかける少女』は永遠です。 [映画]

大林宣彦監督が、亡くなった。
最新作『海辺の映画館ーキネマの玉手箱』の公開を控えて、昨今の諸事情もあって当初の公開予定日が延期となり、その劇場公開を待たずに、旅立ってしまわれた。
大林監督といえば、まずは「CM界の巨匠」ということで、チャールズ・ブロンソンソフィア・ローレンといった海外の大物スターとの仕事をこなし、「古びた洋館「で」ではないところに注意!)、訪れた少女たちが食べられて行く」というカルトなファンタジック・ホラー『HOUSE ハウス』で映画監督としてデビューされたのだが、実は今でいうメディア・ミックスの一種として、同じ原案をもとに映画の公開前、『オールナイトニッポン』で特番としてオンエアされたラジオドラマ、これが本当にコワかったのだ。
木之内みどりさん、岡田奈々さんら、70年代の人気アイドルたちをメインキャストに、ある意味正統派ホラーとして作られたこのラジオドラマ、CMになってもトイレに行けなくなるほどのコワさで、映画への期待は高まるばかりだったのだが、実際、映画館に行ったオレの眼前に展開された『HOUSE ハウス』の世界は、どこかふざけているような、面白がっているような、「不思議」としか言いようのないものだった。
そんな、ある種いびつな出会い方をしたオレと大林監督作品ではあったが、その後は『転校生』『青春デンデケデケデケ』など、ほぼ、良作・名作が続いた(『漂流教室』など、一部例外もあるにはある)。
特に、ごく個人的に、ということで行くと、やはり原田知世さん主演の

『時をかける少女』、

そして、富田靖子さん主演の

『さびしんぼう』。

このあたりは、やはり忘れがたい。
『時をかける少女』の頃の原田知世さんは、オレの脳内における「“カワイイ”のテンプレ」みたいなもんだし(過去形ではない!)、『さびしんぼう』のクライマックスには、もう本当に、涙で海ができるんじゃないかと思うくらい、泣かされた。


身に病を抱えながらも、最期まで映画への情熱を燃やし続けた、大林監督。
少し休まれたら、またそちらで新作を、撮ってください。


☆『時をかける少女』エンディング


☆『時をかける少女』は、ブルーレイ出てるけど品薄状態。
こちらはプライムビデオへのリンクです。


☆『さびしんぼう』は、ブルーレイ出てないんだな。
こちらもプライムビデオへのリンク。


☆おまけで『HOUSE ハウス』の、プライムビデオへのリンクも。

nice!(6) 
共通テーマ:映画

nice! 6

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。