SSブログ
ラジオ ブログトップ

今日からオレは、部分入れ歯ガイ……。 [ラジオ]

以前から、NHKの『ラジオ深夜便』の時間帯にニュースを読む人の多く(たまーに、合原明子アナが読んでたりすることもあるけど)に、どうやら“アナウンサーOB”の方が多いらしく、なんだか原稿が読みづらそうだったり、各項目の合間に「ピチャッ」とか、口内のつばの音をマイクが拾ったりしてるのを、失礼ながら

「嗚呼、おじいちゃんも大変だなぁー……。」

なんて思ったりしてたんですけど………、
サーセンでした!!!(土下座。「焼き」は無しで)

今日からオレも、そんな“おじいちゃん”の仲間入りです(ちなみに1965(昭和40)年生まれ)。
少し前に、自分からみて左下側の奥歯には「ブリッジ」という疑似歯(?)を入れていたのですが、そちらが落ち着いたということで、いよいよ右下側の奥歯に、満を持して

「部分入れ歯」

を入れる、というか装着することになりました。
残っている歯に、金属で引っかけ、はめ込む仕組みになっていて、装着そのものはほぼワンタッチでスムーズイン。
ただし、外すのはひと苦労ですし、つけたまま何かを食べるのもけっこう大変ですし、何より装着していると、自分が石ノ森章太郎作品の主人公にでもなったかのような、人造人間の哀しみとか、まったく架空の感情が自分のものであるかのような、そんな気持ちになったりもするわけです。
なんでか?(ここはあえて、堺すすむさんっぽくお読みください)

でもね、なんかちょっと、楽しいような気分も、ないことはない
本来、遊ぶもんじゃないですけど、気持ちとして「入れ歯で遊ぶ」というか、この状況を心のどっかで楽しんでいる、そんな自分もいたりするんです。
もちろん、例の「きぬた歯科」の、TBSラジオで流れてるCMじゃないですけど、

「入れ歯って、ツラいですよねェェ~~!!」
(今は「入れ歯でお悩みの方、」という、堀井美香アナのソフトなアナウンスに変更)

という、そんな感情も、この前なら「ブリッジ」を入れた直後や、今ならこの「部分入れ歯」を外そうとする時なんかに、まさに痛いほど理解できるんです。

この、「入れ歯」というブツ。
日常と密着し、また、入れる部分が増えれば増えるほどに、なんかもう、あまりといえばあまりで、なんも言えなくて…夏、というかですね、もう笑っちゃう。それしかない。
いや、仕方なく笑うんじゃなくて、自分から積極的に笑ってしまうのがいいかもしんない。
あの、『相席食堂』の後半の街頭ロケなんかで出てきた、自分から総入れ歯を出し入れしてみせて笑かしにかかった(のかどうかはわからないけど)“進撃の巨人”似のおっちゃんじゃないけど、あそこまで行けたら、たいしたもんじゃないのかな、なんてことも思うんです。

うん。
ちょっとだけで構わないから、「おもしろいじじぃ」になりたいなぁ……。
そんで、その頃には仙人の域に達しているであろうマムちゃん=毒蝮三太夫さん

「お前、◯◯(任意の怪獣・宇宙人の名前)みてぇな顔しやがって!」

とか、中継先でいじられるのが、いまの私の夢です。
(なんだ、このシメ方は?!)
nice!(12) 
共通テーマ:日記・雑感

『今晩は吉永小百合です』は、世界一“お上品”なラジオ番組だ。と思う。 [ラジオ]

TBSラジオでは、日曜の夜10時半から放送されている(他の局でもそれぞれの日時にオンエア中)、

『今晩は吉永小百合です』

今は「ラジコプレミアム」というものもあるので、日本各地どこにいても、同じ日時にこの番組を耳にすることができるのですが。
この番組、とにかくお上品なのです。
もう、あるところで神さまが年齢のカウントをやめてしまったかのような、世界でも数少ない「清純派」と「ベテラン」というふたつのワードが同居してしかも違和感がないという、女優・吉永小百合さん唯一のレギュラー・ラジオプログラム。
毎週、日曜夜10時半になると「#正座」というハッシュタグをつけて定時ツイートする方もいらっしゃるそうですが、オレもさすがに正座まではいきませんが、どこかこう、おごそかな気持ちで耳をすましております。
内容的には、きわめてオーソドックスなもので、ゲストの方がいらっしゃる時もありますが、基本的には小百合さんのひとりトークと音楽で、日曜の夜、眠る前の時間をゆったりと過ごしていただこう、という、そんなリラックスした雰囲気の漂う番組です。
その、小百合さんのトークが、本当に、お上品なのです。
もう、今となっては絶滅危惧種のようですらある、「おしゃま」だとか「おてんば」だとかいった要素もあちこちに漂わせながら、そのおっとりとした明るいトークで、「日曜の夜だけど、淋しくない。あしたからもがんばれそうだ。」みたいな気分を、もたらしてくれるわけです。
こんなお上品なラジオ番組、おそらく世界中どこを探しても、他にはないでしょう。

ひとつだけ、ちょっと困ってしまうのは、この番組、序盤とおしまいの方に、テレビでいうところの「提供クレジット」にあたるアナウンスがあり、それを担当されているのはTBSの長峰由紀アナウンサー(長峰さんの声も、けっこう好きなんですよねー……)なのですが、そのアナウンスの時、長峰アナは

「『今晩は吉永小百合です』。この番組は……」

と、番組名も読み上げるわけなんです。
なんかこう、吉永小百合さんじゃない人が、番組名とはいえ「吉永小百合」を名乗る、ちょっとフワッとしたような感じ。
これもなんというか、実に不思議な感覚なんですよねー。
でも、いずれにしましても、日曜の夜の、どこか淋しい感じを、なぐさめ、励ましてくれる、そんな番組でもあります。
機会がありましたら、これは日曜の夜10時半、リアルタイムで、ぜひ。
nice!(0) 
共通テーマ:芸能

なぜ『痛散湯』CMの生島ヒロシバージョンだけは、許せる気がするのか? [ラジオ]

オレは、けっこうラジオが好きだ。
その中でも、特にTBSラジオをよく聴いている。
もちろん、とーほぐ在住なのでラジコプレミアムに入って、だけれど。
他の局も聴くけれど、特定の番組目当てである場合がほとんどで、「この局を流し聴き」にしている、といえば、TBSラジオしかない。
爆笑問題の太田光さんは、あっちこっち聴きまくっているそうで、そんな中から地方のローカルアナが爆笑問題の番組に呼ばれたり、なんてこともあったりするのだが、けっこうオレは、かたくなだ。
比較的以前から取り組まれていた、(比較的)若年層リスナーの取り込み、という施策が、ここに来て実を結びつつあり、面白く聴ける番組が増えてきている。
ただ、ハッキリ言わせていただくと、TBSラジオが自社でやっている「以外の」ラジオショッピング、そして一部のラジオCM、コレがなんともホトホト、苦手なんである。
ちょっと前まではノイローゼになるかと思うほどに過払い金、過払い金とうるさかったが、それも少し落ち着き、最近は別の角度から攻めて来ている法律事務所が多い。
離婚問題について明るく歌い上げる法律事務所もあれば、かつて寺尾聰さんの「ルビーの指環」と同じアルバムからシングルカットされてやはりヒットした「出航(SASURAI)」という曲を流しながら、なんかいい雰囲気でアピールして来る法律事務所も。
この前テレビをつけていたら、その曲を使ったそこのCMに、なんと寺尾聰さんご本人が登場していて、なんというか「あー、うわー、あちゃー」などと、意味不明な声が脳内でこだましたものだった。
とにかく、そういうのをはじめ、自動車保険、クルマその他の買い取り系、そしてもちろん健康食品やクスリなど、オレの苦手とするラジオCMは枚挙にいとまがない。
しかしここでただひとつ、オレが許せるラジオCMがある。
そう、あの生島ヒロシさん(以下、敬意を表しつつ「ヒロシ」と記す)が担当されている『痛散湯』。
痛みが散るお湯、と書いて、ツーサントー。
コレのCMだけは、どういうわけか許せてしまうのだ。
なぜか。
それは、他のほとんどすべてのラジオCMに「原稿読んでる感、あわよくば取り込んでやろう感」がにじみ出てしまっている中、ヒロシの『痛散湯』に関しては、これがまったくの自然体。
まるでフリートークでもかましているかのような雰囲気で、しかもCMとしての役割もしっかり果たしている、というところが、他にはなかなかない味なのだ。
さすがにこの味は、ヒロシだけのもので、同じ『痛散湯』のCM、また同じ製薬会社のラジオCMでも、他の人にはかもし出せないものだ。
問題点としては、ヒロシの滑舌が部分的に怪しいことぐらいで、たとえヒロシが「しこーやく」と発音していても、聞いているこちらは「あ、今のは“試供薬”だな」と、容易に脳内変換できてしまう、このあたりもヒロシ以外の他の人ではなかなかできない芸当といえようか。
もうかなりの長寿番組となっている『生島ヒロシのおはよう定食・おはよう一直線!』(『定食』はTBSラジオのみ)の中でも感じることのできる、かなりタイトなタイムスケジュールの中で展開される“ヒロシのフリーダムな世界”は、この『痛散湯』のCMの中でも健在なのだ。
他のラジオショッピングやCMに、時には瞬間的に耳栓を欲し、時には仕方なく耳をふさぎ、また時にはスイッチを消し……などしているこのオレだが。
ヒロシの『痛散湯』のCM。
コレだけはぶっちゃけ、大好きである。

え?
で、お前は『痛散湯』の「しこーやく」を試したのか、って?
いや、それはその……まぁ、いいじゃないですか!


P.S.

ここでひとつ、《ヒロシ・トリビア》を。
ラジオ番組(主に、というかほぼTBS)にゲストとしてヒロシを呼んだ際、そのゲストコーナーの終わり際のよくある挨拶として
「また、遊びに来てくださいね~!」
と言ってしまうと、後日ホントに“遊びに”来る。
それも、生本番中に。
そういうところも、ヒロシならでは、という感じがする。(文中一部敬称略)
nice!(1) 
共通テーマ:芸能
ラジオ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。