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ピンク・レディーよりフィンガー5より凄い。マイブームは山本リンダ。 [音楽]

みなさんは、

山本リンダ

という方を、ご存知だろうか。
おそらく、先日総アクセス数が5000を突破した(あざっす!)この地味で頭おかしいブログをごらんの方の年代であれば、もちろんリアルタイムであったり、まぁ遅くても『ちびまる子ちゃん』なんかに登場していたので、それでご存知、という場合も多いだろう。
特撮関係でも、藤岡弘、氏や佐々木剛氏が熱演していた時期の『仮面ライダー』“ライダーガールズ”のひとりとして出演されていたので、そちらで知っている、なんて人もいるかもしれない。
そんなリンダに、すっかりやられてしまったのだ。オレは。
なんといっても、リンダ(愛をこめて敬称略)のベストCD、それもAmazonで、失礼ながら「ついで」で買ったやつが、

2019年、オレにとって最もインパクトのあったCD

になってしまったのだ。
そりゃあ、当時小2のガキであったオレにだって、「どうにも とまらない」のビジュアル面含めたトータルなインパクトはキョーレツな記憶として残っているし、90年代のある日、テレビで見た米米CLUBによる「狂わせたいの」の狂熱的なカバーも、脳裏に焼きついて離れなかった。
だがしかし、オリジナルの《音》が、ここまでとは。
全12曲のうち、ラストの2曲だけ、ジュリーなどへの楽曲提供で知られる故・加瀬邦彦氏の作曲で、いかにもそういう感じの仕上がり。特に「(リンダ音頭)ウブウブ」なんか、すごい好き。
あとはすべて、故・阿久悠氏の作詞、都倉俊一氏の作曲・編曲(「闇夜にドッキリ」のみ、穂口雄右氏が編曲)という、このコンビが、まさにクセモノ。
奇想天外な発想の歌詞と、多彩なサウンドで、山本リンダというひとりの女性を、とてつもなくミステリアスな存在「魅せて」しまうのだ。
なんというか、「どうにも とまらない」から「闇夜にドッキリ」までの10曲を、あっけにとられて聴いているうち、ラストの2曲で頭の中を整理するような、そんな感じだろうか。
ここしばらく、落ち込んでる時、無理矢理にでもテンションを上げたい時などは、もっぱらリンダに頼っている。
そうそう。
カラオケ用に何曲か覚えておくと、絶対盛り上がると思う。

歌謡史的にいうと、リンダ⇒フィンガー5⇒ピンク・レディー、という流れがあって、すべて主に《阿久悠=都倉俊一》コンビの仕事なのだけれど、個人的な感覚でいくと、やっぱりリンダがいちばん凄いと思う。
オレが手にしたもの(下にリンクをはっておきます。1銭も入ってきませんが……)に限らず、リンダのベストはいっぱい出ているし、いま「CDまとめ借りキャンペーン」をやっているTSUTAYAなどでも、リンダのCDを置いているお店は少なくないので、まとめて借りるうちの1枚を、リンダにしてみるのも悪くはないのではないだろうか。


そんな感じで、わちゃわちゃ言っているうちに、このブログも2019年最後となりました。
ぶっちゃけ、今、いろいろあって、ホントだったら何も書けないような精神状態なんですけど、なんとか書いてしまいました。
まぁ、ほめてやって下さい(コメント欄、ないですけど。心の中で)。
みなさんにとって、2020年が少しでもよい年でありますように。
ワケあって、たぶん初詣には行かないオレは、そっとつぶやくだけです(故・坂上二郎さんの名曲「学校の先生」より)。
それではまた、元気にあいましょう!(これも『今晩は 吉永小百合です』おしまいの、小百合さんのあいさつより。パクってばっかの、この人生~♪)

Myこれ!Lite[UHQCD] 山本リンダ

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2016/05/18
  • メディア: CD


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“クリぼっち”をこじらせた。こんな日はどうすればいいの?『特捜最前線』 [テレビドラマ]

やぁ、クリスマス気分に「はぐれて」「やさぐれて」いるすべての皆さん、こんにちは。
実はオレも、限りなくそれに近い状況なもので、本当はこんなことしてる場合じゃないのかもしれない。
でも容赦なく日々は過ぎ、年は暮れ、やがて明けようとしている。
こんな時、こんな日は、いったいどうしたらいいのだろう。
とりあえず、レンタル屋でも行ってみるのはどうだろうか(そういう「わざわざ感」が、こういう場合はかえっていいんじゃないか。そんな気がする)。
大きくて、在庫や種類が多ければ多いほどいいから、ちょっと遠出をしてみるのもいい。
普段行かないようなルートにある店でなにか借りて、郵便返却にして持って帰るのもいいだろう。
とりあえず、オレからのおすすめは、70年代のテレビドラマだ。
たとえば、刑事ドラマの金字塔(のひとつ)、

『特捜最前線』

中でもオレが推したいのは、DVDベスト・セレクションの6巻に収められている(レンタルも同じナンバリング)、

「子供の消えた十字路」

というエピソードだ。
1時間の通常枠の中なので、もちろん正味45分かそこら、あるか、ないか。
そんな中で展開して行く、物語だ。
暑い暑い、まるで『野良犬』にでも出てくるような、ある暑い日。
警視庁特命捜査課の船村刑事は、都電踏み切りのすぐ前で、少し型の古い乗用車が、自転車に乗った小さな男の子を轢いてしまうのを目撃する。
船村刑事は、その直前、男の子に、“安全運転”で行くようにと声をかけたばかりだった。
乗用車に乗った男は、自らが轢いた男の子を乗せ、走り去った。
あぁよかった、病院へ運んでくれたんだと、船村刑事はじめ、その場にいた誰もが思った。
しかし、周辺の医院や病院に、男の子が運ばれた形跡はなかった。
もし男の子が連れ去られ、手当てもされないまま放置されたとしたら。
医師によれば、タイムリミットは3時間から5時間だという。
ここから特命課員たち、そして船村刑事の、鬼のような猛捜査が始まるのだ。
見ているうちに、劇中のタイムリミットは、私たちのタイムリミットになって行く。
果たして、逃げた男は捕まるのか。
そして、男の子の生命は……?
たった45分かそこらしかない、しかし濃密なノンストップ・サスペンスの大傑作だ。

と、これだけ熱を入れてご紹介しても、もちろん「置いてない店」というものは存在する。
それも、けっこう多く。
それなら、まだレンタル新作だろうけど、このまま行くと2019年マイ・ベスト・ムービーに確定してしまう(いや。残念とか、そういうことじゃないんです。もちろん……)、

『えいがのおそ松さん』

これでどうだ。


特捜最前線 BEST SELECTION VOL.6 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
  • メディア: DVD



えいがのおそ松さんBlu-ray Disc通常盤

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  • 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ
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『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』&『この世界の…片隅に』ドキュメンタリーを観る。 [映画]

メリークリスマス、ミスター・ローレンス!

というわけで(どんなわけだ!?)、奇跡的に時間ができたので、2020年のお正月映画の中から2本、と思ったんですが、結果、ちょっとひねった2本を、観て来ました。
と、ここでいきなり余談になりますけれど、この“お正月映画”というものの定義にはちょっとあいまいなところがあって、厳密には、前年の暮れから次の年のはじめまで、続けて上映されているものなんだろうと思うのですが、往年の映画黄金時代には、まず「越年する映画」があって、次に「年の暮れギリギリに公開になる映画」があって、さらには「年が明けてすぐに公開される映画」があって、そのどれもが“お正月映画”と呼ばれた、そんな時代もあったようです(「ツキがなかった」ケースとしては、仙台での『プリシラ』。確か、公開終了日が12月30日!)
たとえば、12月27日に公開になる“第50作”の“寅さん”なんかは、リアルタイムでのお正月の公開タイミング、「年の暮れギリギリ」な感じを再現しているわけです。もっとも今回は、かなり前に映画そのものは完成していて(だから試写会も行われて「号泣した……。」なんていう声も聞こえてくるわけです)、シリーズが続いていた頃の「公開日の数日前に、ようやく完成」なんていうことはなかったようですね。
といったところで、ようやく本題に戻りますが、実は「公開前ギリギリまで作業していた」のは、20日公開された『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』もいっしょだったようで、そんな、我々にとっても待望の『この世界の片隅に《増補改訂版》』、現時点でオレは、まだ観ておりません(好きなおかず、後にとっとく派なのがバレバレですね……)。
かわりに、その『片隅《増補改訂版》』の作業中の片渕須直監督の姿を追ったドキュメンタリー映画

『〈片隅〉たちと生きる 監督・片渕須直の仕事』

が、限定公開ということで、こちらを観られるうちに……という思いから、観て参りました。
大きくわけて構成は、メイキング・監督の生い立ち・全国各地の劇場での、観客との触れ合い、の3つにわけられると思うのですが、まぁ、面白く楽しく拝見しましたし、のんさんもアフレコ風景や東京国際映画祭のレッドカーペットなどで登場するのでかなり眼福なのですが、「家庭の味」というか、なんかちょっと、足りない。
やっぱりあの、ジブリ系のドキュメンタリーみたいな感じを、どっかで期待してたんだと思うんですけど。
あの『「もののけ姫」はこうして生まれた。』(制作は『バトル・ロワイアル』のメイキング大作『映画は戦場だ』と同じチーム)だとか、ゴローちゃんがディスられすぎててちょっと可哀想だった『夢と狂気の王国』だとか、一連のNHKでオンエアされた密着もののような、そういうタイプの面白さは、このドキュメンタリー映画には、なかったです。
逆に言うと、ジブリの方がいろいろありすぎた、とも言えるのかもしれませんが。
だからといって『この世界の《増補改訂版》』が期待できない、というわけではないんですよ。
でもねー、すずさんと周作さんには、たとえ地味であってもラブラブであって欲しいので、今回追加される要素は、少なくともオレにとってはちょっと邪魔、なんですよね。
観終わってどう感じるか、そこまで行かないとわからないわけですけど。
まぁ、この片渕監督のドキュメンタリー、配信もされてますが現時点でレンタルはなく「購入」だけのようですし、いずれ配信でも実店舗でもレンタルされ、またソフトがリリースされるようになったら、一見の価値はあると思います。

そしてもう1本、観て参りました。

『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』。

IMAXでも3Dでもなく、大きなスクリーンでもなく、お客さんもパラパラ……というところが淋しかったですけど、よく考えたら『スター・ウォーズ』EP9の“裏番組”ですからね。
これは『タイタニック』TV初放映の時の裏番組『借王〈シャッキング〉』、のようなもの。
それを考えたら、よく入ってた、とほめてあげたいですよ。
冒頭、シリーズ3作めなのに『2』が結果、DVDスルーになってしまったこともあって、『1』と『2』のダイジェスト映像が流れました(コレはあの『バーフバリ 王の凱旋』の冒頭といっしょですね)。
実はこの『ヒックとドラゴン』、日本以外の世界各国で大人気になっておりまして、TVシリーズなんかもいっぱい作られているんですね。
そのせいか、前2作と比べると、どうもストーリー展開だとか、まつわる雰囲気が、時代の風潮に合わせたのでもないんでしょうが、あっさり風味、なんですよね。
もちろん、動きであるとか、3D効果であるとか(日本ではほぼ関係ありませんが…)、かなりがんばっていて、満足度も高いんですけど、「あー……そうスかー……」みたいな感じで、ちょっと地味に終わってしまうのが惜しいかな~、というのがありました。
面白いし、ファミリー層にも大人の方にもおすすめはできるんですが、『1』も『2』も観て、wktkしながら(全裸待機はしない。寒いから…)待っていた、日本のそんなにコアじゃないファンにとっては、ちょっとだけ残念な完結編だった、かもしれません。

まぁ、タイミングのわりにクリスマスのネタでもないし、どちらかというとマイナスなネタだし、どうかなー、とも思ったんですけど、こういうネタはさっさと供養するに限るんです。
というわけで、2020年の“お正月映画”の中で期待している作品は唯一、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が残ったわけですが、こちらの方も少し、心のハードルを下げて、年内に観ることにしたいと思います(報告は年を越すかもしれません。その時は、ごめんちゃい)。
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フェミニン化進行中の氷川きよしさんを断固、支持したい。 [音楽]

12月19日に更新された「デイリー新潮」(『週刊新潮』のweb版?)の記事に、歌手・氷川きよしさんのインタビューが掲載されています。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191219-00598504-shincho-ent&p=1

このところ、アニソンをはじめとして演歌以外もどんどん歌い、ビジュアル面でもいわゆる「型にハマった感じ」を脱して、特にフェミニンな印象の強いファッションやメイクをし始めている氷川さんですが、その根底にあったものは「自分の心に素直に生きたい」という思い。
これは、他人が想像する以上、はるかに勇気が要ることだと思います。
そこのラインを、はた目で見た限りでは軽々と乗り越え、日々前に進んでいる氷川さん。
もちろん、ここまでにはさまざまな葛藤があったことだろうと思いますが、そういうところはあんまり見せない。見せないで、クリスマス・コンサートで「ボヘミアン・ラプソディ」を日本語で歌っちゃう(訳詞は湯川れい子さん。『全米トップ40』世代には、もはや神みたいな方です)。
オレ自身はまだ、氷川きよしさんというシンガーを「最高にうまい」というところまでは持ち上げられません。単純に「うまさ」だけで言ったら、彼がアルバム等でカバーしている楽曲のオリジナル・シンガーの方々には、やっぱりかなわないと思うからです。
でも、氷川さんの歌唱には、オリジナルを超える“瞬間”があるのもまた、確かです。
そして、トータルな「生き方」をみた時に、「氷川きよし、サイコー!」と言えるか、どうか。
そのあたりはまだまだ、様子をみて行く必要があるのかな、とは思いますが、かつて故・土田世紀さんがあの傑作『俺節』に登場させたような、ジャンルを超越してカリスマ的な人気を得たシンガーたちのような、光り輝く存在に……もう既に、なってはいますけれど、本当の意味で氷川さんがそうなる可能性に賭けたい、というか、そうなって行く過程を、ぜひ見きわめてみたい、そう思うのです。
そして、それだけではなく、氷川さんにはぜひ、幸せになっていただきたい。
たとえ歌の世界で高みに立てたとしても、プライベートがすさんでいては、お話になりません。
どうか、しあわせに御成門(おなりもん)。

。。。ボク、おなりもんです。
きよしくん、しあわせになるんだよ。
うふふふふ……。。。(cv. 大山のぶ代さん希望。※「御成門」ギャグは、(c)宮崎吐夢さん、です……)

☆『鬼太郎』も歌ってますが、氷川さんのアニソンといえばコレ。

限界突破×サバイバー(DVD付)

限界突破×サバイバー(DVD付)

  • アーティスト: 岩崎 貴文
  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2017/10/25
  • メディア: CD



☆最新シングル。カップリングにポップ系楽曲を配して新しくリリースされたもの。

大丈夫/最上の船頭【Iタイプ】

大丈夫/最上の船頭【Iタイプ】

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2019/11/19
  • メディア: CD


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突然の“秘宝”に、言葉もありません。『映画秘宝』休刊によせて。 [映画]

んもー、そりゃもちろんショックですよ。

ショックショックショック!
ショックショックショック!
ショックショックショック!
ショック~ぅ、ショーック!

と、思わずピンク・レディーの「透明人間」を歌ってしまうところでした(往年のとんねるずのネタ)。
まぁ、ひとことで言うと「濃い同人誌」みたいな『映画秘宝』が、それも月刊でここまで続いてきたことが奇跡のようなもんだったわけですが、まるで体の一部がもがれたようなつらさを感じております。
そう、まるで『スピード』のデニス・ホッパーのように。
だいたいの事情としては、現時点で『映画秘宝』を出している洋泉社の親会社である宝島社が、洋泉社を吸収することになり、それをもって洋泉社そのものが消滅、ということになった模様です。
このニュースが、昨夜からけさにかけてネット上を飛び交い、今のところまだ最新号である、こちらの『映画秘宝』誌

映画秘宝 2020年 01 月号 [雑誌]

映画秘宝 2020年 01 月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2019/11/21
  • メディア: 雑誌


は、すでにAmazonでも他のネット書店でも在庫がなく、いわゆる業者の方々による高値販売に移行してしまっており、それでも売れている、という状況であります。
この、のんさんが“すずさん”になっている表紙からもおわかりの通り、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の特集があり、さらには『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』の監督インタビューなんかも載っていたりするので読みたいのはやまやまですけど、ここは年末。ちょっとガマンしましょう。
(できない方は、どうぞお買い求めください)
そういえばこの辺の映画、まとめて20日の金曜に公開じゃないですか!
困った、困った。観る時間がとれねー。
この際その辺、(プレゼントはいいから)サンタさんにお願いしてみようかな……?

えぇ。そりゃもう、『映画秘宝』といえば、いろいろ思い出がありますよ。
身内が応募して当たった、『サウスパーク』シェフのぬいぐるみ(『秘宝』のプレゼントに当たったのって、たぶんコレ1回)。
月刊誌になる前、『文藝春秋』サイズのムック時代だった頃は特に、新しい領域を開拓するためのハンドブックみたいな要素も多くありましたっけ。
『秘宝』きっかけで借りたとか観に行ったとか上映会に出かけたとか、どんだけあったことか。
いくら(バブー!)感謝してもしきれないです。
『映画秘宝』誌そのものの刊行は、『スター・ウォーズ』特集号で間もなく発行になる号をはじめ、もうちょっとだけ続くようなんですが、ひとまず、関係者の皆さま、長い間ありがとうございました。そして、お疲れさまでした。
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クイーン『ベスト12(仮)』の収録曲を、勝手に予想してみた。 [音楽]

少し前に、クイーンの“来日”記念企画ということで、「あなた」の好きな「1曲」を投票、その結果をもとに日本独自企画のベスト盤『ベスト12(仮)』を、2020年1月15日にリリースする、というお話をして、それは、その投票の締め切りが迫っている時期のことでした。
そして投票は締め切られ、「12月上旬(予定)」とアナウンスのあった結果発表、少なくとも、収録される12曲の発表は、12月18日午前10時半の時点で「まだ」、です。
今回のベスト盤、DVDつきのエディションも用意されており、それぞれの楽曲のミュージック・ビデオが収録される予定で、それこそ興味百倍なわけなのですが、ここまで発表が遅れると、なんかちょっと勘ぐりたくもなろうというもの。
いや、まぁ、そのあたりの「大人の事情」はおいといて、こっちはこっちで勝手に、「どんな曲が入っているでしょうか?!」、というのを、ある程度のところまで予想してみたいと思います。
さて、ここで皆さんにご覧いただくのは、投票の決まりに従って、オリジナル・アルバム収録曲から、「ひょっとするとこの辺、入ってくるんじゃないの?」という楽曲を、アルバム収録順にピックアップしてみたものです。
私情は………、少しだけ、入っていますが、そういう意味では泣く泣く落とした曲が、これでも結構あります。
なんか「やる気のない選曲のベスト盤」みたいな感じになっていますが、その30曲、こちらになります。


・炎のロックン・ロール(キープ・ユアセルフ・アライヴ)Keep Yourself Alive
・輝ける7つの海 Seven Seas of Rhye
・キラー・クイーン Killer Queen
・ナウ・アイム・ヒア(誘惑のロックン・ロール) Now I'm Here
・マイ・ベスト・フレンド You're My Best Friend
・ラヴ・オブ・マイ・ライフ Love of My Life
・ボヘミアン・ラプソディ Bohemian Rhapsody
・タイ・ユア・マザー・ダウン Tie Your Mother Down
・愛にすべてを Somebody To Love
・手をとりあって Teo Toriatte (Let Us Cling Together)
・ウィ・ウィル・ロック・ユー We Will Rock You
・伝説のチャンピオン We Are The Champions
・永遠の翼 Spread Your Wings
・イッツ・レイト It's Late
・バイシクル・レース Bicycle Race
・ドント・ストップ・ミー・ナウ Don't Stop Me Now
・地獄へ道づれ Another One Bites The Dust
・愛という名の欲望 Crazy Little Thing Called Love
・セイヴ・ミー Save Me
・フラッシュ(・ゴードン)のテーマ Flash's Theme
・アンダー・プレッシャー Under Pressure
・Radio Ga Ga
・ブレイク・フリー(自由への旅立ち) I Want to Break Free
・ハ(ン)マー・トゥ・フォール Hammer to Fall
・心の絆 Friends Will Be Friends
・アイ・ウォント・イット・オール I Want It All
・輝ける日々 These Are the Days of Our Lives
・ショウ・マスト・ゴー・オン The Show Must Go On
・イッツ・ア・ビューティフル・デイ It's a Beautiful Day
・ボーン・トゥ・ラヴ・ユー I Was Born to Love You

※注意しておりますが、英文字のタイプミスは、ご容赦ください。


おそらく、ここから、かなりの数の楽曲が、『ベスト12(仮)』に収められることになるのだろうと思います。
ちょっと悩んだのが、初期と晩年(?)で、けっこう票が割れそうな気がしたので、少なめになりました。
それで、今回「ミソ」なのが、12位まで収録される、ということで、ド定番のナンバーだけでなく、ちょっとだけスパイスの効いた選曲になるような気が、しないでもありません。
個人的にはやっぱり「ブレイク・フリー」の“メンバー全員女装、しかもフレディはヒゲつき”というアレを、ぜひ収録していただきたいもんですが、果たして12位以内に入っているのか、どうか。
いずれにしても発表は、クイーンの日本公式サイトにあたる、ユニバーサルミュージックのアーティスト・ページにて、行われることになると思います。
楽しみに、待ちましょう!
https://www.universal-music.co.jp/queen/
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『この世界の…片隅に』制作の日々を追ったドキュメンタリー映画が公開&配信されます。 [映画]

12月(しかも今日は13日の金曜日……。)ということで、なんとなくわちゃわちゃと過ごしているうちに、世間ではいろんな事が起こっておりますが、これもまた、そのうちのひとつ。
振り返ってみると、なんと今から3年前。戦時下の広島・呉を舞台に、ヒロイン・すずさんの声をのん(能年玲奈)さんが演じ、2016年の11月に劇場公開された、長編アニメーション映画『この世界の片隅に』
公開後もロングランヒットを続け、そしていまだに日本のどこかの映画館で上映されているという、驚異的な「丈夫で長持ち」ぶりを見せつけてくれているわけなのですが、その完全版、というより《増補改訂版》とでも呼ぶべきバージョンである

『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』

これが12月20日から、全国順次ロードショーとなるわけですが、今回はそれだけにとどまらず、監督の片渕須直氏の“仕事”や“取材”の現場、さらには合間を縫って『この世界の片隅に』を上映している全国各地の映画館へ向かい、観客と触れ合う様子などにも密着した、ドキュメンタリー映画

『〈片隅〉たちと生きる 監督・片渕須直の仕事』

が、きょう13日から、劇場数は少ないのですが、公開になるのです!
加えてこの『〈片隅〉たちと生きる 監督・片渕須直の仕事』、本編公開直前の18日から(有料ですが)Amazonプライムビデオ、YouTube、iTunes、Google Playなどで配信もスタートします!!

予告編、公開劇場情報などは、こちらのサイトからどうぞ。
※『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』公式サイト・トップは画面左上、
『〈片隅〉たちと生きる 監督・片渕須直の仕事』の公開劇場情報は画面右上を、それぞれクリックしてください。
https://ikutsumono-katasumini.jp/documentary/

まったくもー、このクソ忙しい年の暮れに何してくれてんねん、と、怪しい関西弁でぼやきたくもなろうというものですが、いずれソフト化もされるであろうとはいえ、こういった作品の劇場公開は貴重な機会ですから(スタジオジブリのドキュメンタリー映画も、面白かったですし。いろんな意味で……)、お近くで観られる、時間もなんとかなる、そんな方はぜひ、足を運んでいただければと思います。
ちなみにオレは、このドキュメンタリー、劇場で観る気まんまんでしたが、スケのジュールがどうにもならなくて、どうやら配信頼み、それどころか『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の方も、年内に観られるかどうかちょっと怪しい、というのが現状です。トホホ……。

☆既にいろいろ出ていますが、とりあえず公式アートブックを。

この世界の(さらにいくつもの)片隅に 公式アートブック さらにいくつもの増補

この世界の(さらにいくつもの)片隅に 公式アートブック さらにいくつもの増補

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2019/12/07
  • メディア: 単行本



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楽曲のタイアップについて、奥華子さんの歴史を通してちょっと考えてみる。 [音楽]

奥華子さんは、ご案内の通りメジャーデビュー15周年を迎えられ、それを記念したベスト盤などもリリースされているわけだけれども、ここに至るまでの間には、やはりさまざまな楽曲タイアップが行われてきた。
そもそも、メジャーデビュー曲の「やさしい花」の時から、まず『オールナイトニッポン』でのプッシュがあり、JA共済の「介助犬」キャンペーンのCFソングに使用、というタイアップがあった。このCFは東日本大震災の後などにも流れていたので、もしかすると覚えている方もいらっしゃるかもしれない。
そしてこれはタイアップというか「ために制作した楽曲をリリース」した形であるが、細田守監督の出世作であるアニメーション映画『時をかける少女』の主題歌「ガーネット」、そして挿入歌「変わらないもの」。

ガーネット

ガーネット

  • アーティスト: 奥華子,佐藤準
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2006/07/12
  • メディア: CD


この頃は複数の内容やジャケットデザインでシングルを出す、というところまでは行かなかったようで、結果としてこのジャケットの「ガーネット」は、いまだにロングセラーとなっている。
「映画主題歌を書き下ろしてリリース」というのは、その後実写映画で継続されており、

・今なおファンの多い『ちーちゃんは悠久の向こう』の「空に光るクローバー」(シングル「手紙」のカップリング、およびアルバム『恋手紙』に収録)
・『あしたになれば。』の「君がくれた夏」(シングルメイン曲として発売)
・全国順次公開中『殺さない彼と死なない彼女』の「はなびら」(『ALL TIME BEST』の1曲め、および奥さんが劇中音楽を手がけた同作品のサントラ盤に収録)

といった形で、今日まで継続されている。
一方で、ゲームやアニメーションとのタイアップもけっこうあるのだが、そんな中でも特に目立つのが、このふたつ。
これとか(けっこう人気のあるゲームのシリーズの一作です)、

ガラスの花(Tales of Edition)(期間限定盤)(DVD付)

ガラスの花(Tales of Edition)(期間限定盤)(DVD付)

  • アーティスト: 奥華子,奥華子
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2010/08/04
  • メディア: CD



これとか(TVアニメ『セイレン』のオープニングで、奥さん的には珍しいアップテンポなナンバーでした)。

キミの花/最後のキス セイレン盤

キミの花/最後のキス セイレン盤

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2017/02/22
  • メディア: CD



これらのジャケットをみていて、「なるほど。そういうジャケットなんだな」と、通常だったら思うのだけれど、いちファンとして、“奥華子さんのシングル”、ということでみてみると、どうしてもやっぱり、そこはかとない違和感を感じざるを得ない、オレなのだった。
たとえば『ガラスの花』Tales盤についていうと、アーティスト写真とプロフィールは、棄てる人は棄ててしまう「帯」だけに載っているので、コレの場合、「帯」がなくなったら“奥華子さんのシングル”としてのアイデンティティは、ほぼどっかへ行ってしまうわけだ。
もちろん、この『ガラスの花』にしても、その下の『キミの花』にしても、奥さんの写真をジャケットに使用した《通常盤》というものが同時発売になっている(いた)のだが、それにしたってやっぱりちょっと、淋しい感じがしてしまう(とか言いつつ上の2枚、どっちも持ってたりするんだけど)。
それにしても、この感情はきっと、いわゆる「ファン目線」というもので奥さんのディスコグラフィーを眺めてみたことから生じたもので、場合によっては一生、気づいたり感じたりすることのないまま終わっていたのかもしれない。
そう考えると、人の気持ち、その動きというものは、実に不思議なものだと思う。
そして奥華子さんは、その「不思議なもの」を歌にしているのだよなぁー……。
12月15日の屋外ライブが終わると、しばらく(少なくともライブ活動は)お休みに入る、ということだけれど、またリフレッシュして、奥さんならではの素敵な「歌」を聴かせて欲しいものです。
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映画『殺さない彼と死なない彼女』について……と見せかけて玉山鉄二について書く。 [映像作品]

実は、この前の週末、「奥華子さんが主題歌『はなびら』だけでなく、劇中音楽も担当している」というのを聞きつけ、その辺の興味と、あとTBSラジオほかでオンエア中の『アフター6ジャンクション』・金曜のコーナー「ムービーウォッチメン」で宇多丸氏が好意的に取り上げていたこともあって、全国順次公開中の映画『殺さない彼と死なない彼女』を、観てきました。
うーんとね、この映画について語るのは、けっこう難しい。オレには。
「何もない」と言ってしまうと元も子もないんだけど、語るコトバが、見つからない。
だがしかし、かなりいい映画だったことは確かで、いっしょに観たひと、このひと、普段ほとんど感情を表に出して泣いたりすることのないひとなんだけど、そのひとがけっこう感動していた様子で、そういう様子をみることができたので、自分的にはオッケーだったし、他のいっぱいある、いわゆる《キラキラ系青春恋愛映画》を普段避けているような方にこそ、ぜひ観ていただきたい、そんな、心に残るいい映画でした。
なお、奥華子さんによる主題歌「はなびら」は、レンタルも開始されている15周年記念の3枚組ベスト『ALL TIME BEST』、および『殺さない彼と死なない彼女』のサントラCDにも(こちらは別バージョンで)収録されています。

さて、というわけで、玉山鉄二の話をしよう。
オレの中での玉山鉄二という役者さんのイメージというと、某戦隊ものは見ていなかったので、やはり映画『逆境ナイン』、そしてオレが唯一、第1話から最終回まで皆勤賞で見た朝ドラ『マッサン』、ということになるかと思うのだけれども。
このあたりの頃は、まだまだ作品そのものの面白さが先に来ていて、玉山鉄二という役者さんの魅力に気づく、というところまでは至らなかったのだった。
近年のよく知られた他の作品、たとえば『離婚弁護士』あたりは見ていなかったので、お話にならないと言われてしまえばそれまでなのだが、それがここに来て、ようやくわかった気がするのだ。
それも、映画や地上波ドラマではない、Netflix(ネットフリックス)で配信されているドラマ(なので、今回のカテゴリーは「映像作品」なのだ)『Jimmy~アホみたいなホンマの話』『全裸監督』における玉山鉄二。
これが、ものすごく、いいのである。
ジミー大西と明石家さんま、この二人の長年にわたる不思議な関係を、さんまプロデュースのもとドラマ化した『Jimmy』。
エロで稼ぎ、しくじり、それを繰り返しながらもまだまだやる気の村西とおる監督をめぐる、狂騒的な日々を描いてゆく『全裸監督』。
これらの作品で、玉山鉄二はとても重要な役柄を演じている。『Jimmy』に至っては「明石家さんま役」である(当初、さんまを演じていたのは小出恵介だったが、件のトラブルにより玉山鉄二に交代し、該当する場面はすべて撮り直しとなったが、見ている限り、それを感じさせる部分は殆どなく、ジミー大西を演じている中尾明慶の演技は素晴らしい。あと、『全裸監督』で全裸になるのは玉山鉄二ではなく、まるで憑依したかの如くに村西とおるを演じきっている山田孝之だ)。
しかし、それでいて、これらの作品での玉山鉄二には「俺が俺が」感が、まるでない。
どちらにおいても、どちらかというと“受け”の芝居に徹している。
“受け”というか、相手の芝居を“受け止める”立場、とでもいうか。
しかし、その安定感ときたら、他の役者さんにはちょっと出せないものである。
といっても、これとて、玉山鉄二という役者さんの持つ引き出しの中のひとつに過ぎないのだろう。
つくづく、いい、というか、スゴい役者になったものだ、と思う。
この感覚、十数年前、とある映画でエンケンさん(遠藤憲一)のスゴい芝居を目の当たりにした時以来のものかもしれない……。

『Jimmy』、そして『全裸監督』
機会があったら、あなたも、ぜひ。(文中ほぼ敬称略)

☆『Jimmy』エンディングテーマ「最後の夜汽車」収録アルバムは、こちら。

MISIA SOUL JAZZ SESSION

MISIA SOUL JAZZ SESSION

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: アリオラジャパン
  • 発売日: 2017/07/26
  • メディア: CD



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『今晩は吉永小百合です』は、世界一“お上品”なラジオ番組だ。と思う。 [ラジオ]

TBSラジオでは、日曜の夜10時半から放送されている(他の局でもそれぞれの日時にオンエア中)、

『今晩は吉永小百合です』

今は「ラジコプレミアム」というものもあるので、日本各地どこにいても、同じ日時にこの番組を耳にすることができるのですが。
この番組、とにかくお上品なのです。
もう、あるところで神さまが年齢のカウントをやめてしまったかのような、世界でも数少ない「清純派」と「ベテラン」というふたつのワードが同居してしかも違和感がないという、女優・吉永小百合さん唯一のレギュラー・ラジオプログラム。
毎週、日曜夜10時半になると「#正座」というハッシュタグをつけて定時ツイートする方もいらっしゃるそうですが、オレもさすがに正座まではいきませんが、どこかこう、おごそかな気持ちで耳をすましております。
内容的には、きわめてオーソドックスなもので、ゲストの方がいらっしゃる時もありますが、基本的には小百合さんのひとりトークと音楽で、日曜の夜、眠る前の時間をゆったりと過ごしていただこう、という、そんなリラックスした雰囲気の漂う番組です。
その、小百合さんのトークが、本当に、お上品なのです。
もう、今となっては絶滅危惧種のようですらある、「おしゃま」だとか「おてんば」だとかいった要素もあちこちに漂わせながら、そのおっとりとした明るいトークで、「日曜の夜だけど、淋しくない。あしたからもがんばれそうだ。」みたいな気分を、もたらしてくれるわけです。
こんなお上品なラジオ番組、おそらく世界中どこを探しても、他にはないでしょう。

ひとつだけ、ちょっと困ってしまうのは、この番組、序盤とおしまいの方に、テレビでいうところの「提供クレジット」にあたるアナウンスがあり、それを担当されているのはTBSの長峰由紀アナウンサー(長峰さんの声も、けっこう好きなんですよねー……)なのですが、そのアナウンスの時、長峰アナは

「『今晩は吉永小百合です』。この番組は……」

と、番組名も読み上げるわけなんです。
なんかこう、吉永小百合さんじゃない人が、番組名とはいえ「吉永小百合」を名乗る、ちょっとフワッとしたような感じ。
これもなんというか、実に不思議な感覚なんですよねー。
でも、いずれにしましても、日曜の夜の、どこか淋しい感じを、なぐさめ、励ましてくれる、そんな番組でもあります。
機会がありましたら、これは日曜の夜10時半、リアルタイムで、ぜひ。
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