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映画『ジョーカー』が“年間マイベストムービー”にランクインできない理由。 [映画]

『ジョーカー』を、IMAX(字幕)で、観ました。
いや、もう、なんて言ったらいいんでしょうか。
ただ「怖い」だけでなく、「痛い」「キツい」「つらい」「悲しい」がいっぱい詰まった、煮こごりのような映画でした。オレには。
エンターテインメントとして成り立っているし、振り切れていると思うし、そこは理解するんですけど、その「振り切れ」の塩梅がハードコア過ぎて、オレにはどうも、ムリだったみたいで。
メンタル方面にぐいぐい来られて、ひとり、荒涼とした砂漠に取り残されたような後味。
だから、映画としてとてもよくできていますし、面白く鑑賞できる方もいっぱいいらっしゃるだろうとは思うのですが、本年・2019年の“マイベストムービー”へのランクインは、ないですね。
ひとことで言うなら、評価不可能、です。
言い換えるなら、1位だ3位だと、そういったところへ入れ込めるような、そんなお手軽な映画ではない、ということも言えるでしょう。
どんなに頑丈なハートをお持ちの方であっても、この『ジョーカー』を観るにあたっては、ちょっとした【覚悟】が要るのではないか……、そんな風にも思います。

それにしても、主演のホアキン・フェニックスは、よくやりきった、そう感じています。
そのことに関して、オレは絶賛の拍手を惜しみません。
お兄ちゃんのリバーもきっと、雲の上から微笑んで見守ってくれていることでしょう。
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