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『えいがのおそ松さん』は、新作でレンタルしても損はない傑作なのだ。 [映画]

ご存じなかった方も少なくないと思うのですが、この(2019年の)春休み、『えいがのおそ松さん』が公開されまして、配給の松竹がけっこう頑張って、長く上映していたので、そこそこのロングヒットになっていたのでした。
で、この11月6日、『えいがのおそ松さん』のブルーレイとDVDが発売、またレンタルも開始になりまして、現時点でいまだに「2019年マイ・ベスト・ムービー」が本作品である自分としても、足を引っぱることなくそれなりにプッシュできないか、と思って、こうして書いている次第です。
いろいろ謎も多い『えいがのおそ松さん』について、ネタバレなしで書くのはちょっと難しいのですが、ネタバレありの映画評はまた別の機会にというか、近いうちにまた書くことにして、あとAmazonの方にもレビューを載せていただいてはいるのですが、そっちはそっちで別ものとして考えて、また別の角度から書いてみたいと思うわけです。

前置きが長くなってしまいましたが、この“ニートの6つ子”がふとしたことから“18歳の頃の6つ子”に出会う『えいがのおそ松さん』のプッシュポイントとして挙げられるのは、「いつも通り、バカでお下劣でくだらない世界」と、「無垢で純粋な、美しい世界」の、一瞬だけの、だけどとても大きな交錯が、予想もしなかった感情を呼び起こすところでしょうか。
この感じ、オレがこれまで観た映画を思い返してみると、まぁ、ご覧になっている方は非常に少ないかと思うのですが、機会があったらぜひ観ていただきたい、深作欣二監督によるクライム・アクション『資金源強奪』(レンタルあり)の、ラスト近くの、ほんのちょっとした、だけど忘れがたい“心と心のふれあい”を思い出させるところがあります(パクリとかそういうことではなくて、「……あ!」という感じですね)。
もっとも、こんなこと考えてるのは、世界中でもオレぐらいなのかもしれませんが。
『えいがのおそ松さん』を、最初の最初から最後の最後まで観ていただければ、きっとこの感じ、わかっていただけるのではないでしょうか。

もちろんいつも通り、赤塚作品ではおなじみの(?)キャラであるドブス(という役名なのです!)による『スケバン刑事』ネタとか、くだらないギャグもてんこ盛りです。
でも、なんか、スゴい映画なんです。
まさに「ちゃんとしてる」映画になってます。
たとえばレンタルだったら、新作2泊3日で借りても、決して損はないです。
もちろん、一般作になってから地味に借りてもいいわけですが、できれば2019年のうちに観ておいていただきたい一作ですね。

……え? オレはどうしたかって?
いろんなバージョンのが出てますけど、通常盤はあまりにも淋しすぎるので、まぁちょっと高かったですけど《赤塚高校卒業記念BOX》というやつを、買いましたよ。
分厚いアフレコ台本の縮刷版とか、ラストパートの絵コンテとかついて来たので、後悔はしてないです(それにしても、高かったなァ……)。


えいがのおそ松さんBlu-ray Disc赤塚高校卒業記念BOX

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  • 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ
  • メディア: Blu-ray




資金源強奪 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
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